...七低い丘陵の中に深雪(しんせつ)に埋れて冬を過ぎて行くA村のさまは...
田山録弥 「田舎からの手紙」
...かれ等は昨日この古い歴史を持つた土地に来て、久しい間そのまゝに残つてゐる池や、城址や、寺の塔や、帝王の陵や、日本では今日は容易に見ることの出来なくなつてゐる亀趺首や、大きな鐘などを見て、過ぎ去つた長い人生の上に忽に現はれてそしてまた忽に過ぎ去つた人達のことを思つて、その空気やら感じやらに深く捉えられて、現に昨夜もよくは眠られないくらゐであつたが、今はさうした感傷的な心持どころではなく、全く何か大きなものに圧倒的に支配されて了つたやうな感じがした...
田山録弥 「石窟」
...それから酒をのみながら、丘陵の間の、松や杉の木立の影の、小さな村落の藁屋根から立昇る煙を眺めた...
豊島与志雄 「常識」
...兒林が爾陵に作らるゝなど...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...李陵とは父子ほどに違う...
中島敦 「李陵」
...李陵が全軍を停(と)めて...
中島敦 「李陵」
...李陵は車を棄(す)てて...
中島敦 「李陵」
...蘇武(そぶ)のほうでは陵が匈奴(きょうど)に事(つか)えていることも全然聞いていなかったのである...
中島敦 「李陵」
...蘭陵王の着用の裂(き)れ地の価値を知っているので...
長谷川時雨 「大丸呉服店」
...ところがまたこの博物館(はくぶつかん)のすぐ傍(そば)にスカンセンといふ丘陵(きゆうりよう)があつて...
濱田青陵 「博物館」
...陵王のかゞやき出たるけしきいとおもしろくかたりつたふるばかりにて」と云ひ更に「この陵王の宰相中將君は...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...晋の干宝の『捜神記』に廬陵の婦人蘇易なる者善く産を看る...
南方熊楠 「十二支考」
...詔して敝蓋(へいがい)を以てその陵側に葬ったとあり...
南方熊楠 「十二支考」
...「覇陵橋上(はりょうきょうじょう)...
吉川英治 「三国志」
...夷陵(いりょう)の城も戦備をかためています...
吉川英治 「三国志」
...孫権は秣陵(まつりょう)へ引揚げたものの...
吉川英治 「三国志」
...楊陵(ようりょう)によく利害を説き...
吉川英治 「三国志」
...後醍醐は彼の援軍をえて、再生のお気もちでもあったが、あの小陵王が、こんなけなげな者になったかというご感慨なども入りまじり、あらゆるおことばで、顕家の労をねぎらわれた...
吉川英治 「私本太平記」
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