「陰暗」の意味
暗く陰気な様子
「陰暗」の例文(場面別)
- 日常会話この部屋は窓が小さくて陰暗な感じがするね。
- 文学・創作彼の小説は常に陰暗な世界観で読者を圧倒する。
- ニュース報道事件現場は陰暗な路地裏で、周囲からは目撃情報が得られていない。
- 心理描写失業してからというもの、彼の思考はどんどん陰暗になっていった。
小説での「陰暗」の使い方
...昨日は陰暗な天気で外出しなかった...
...彼女は陰暗な性格であまり喋らない...
...陰暗な恐怖映画が好きな人もいる...
...彼は陰暗な部屋でひとり黙々と作業していた...
...この場所は陰暗で不気味な雰囲気が漂っている...
...探偵は陰暗の國に困臥して盜賊の輝ける姿を仰視する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...その陰暗たる方三尺の監房にも心雲悠々たる閑天地を発見するに難からじ...
石川啄木 「閑天地」
...そしてはるかの谷にはすでに陰暗な夜の物影がしずかにはいずっていた...
大島亮吉 「涸沢の岩小屋のある夜のこと」
...日光よりももっとこの場にはふさわしく見える陰暗がこの場面に次第に募って来た...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...今は秋陰暗(あん)として...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...陰暗な空間に埋もれた星のごとくに輝き出したのである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...陰暗な深淵(しんえん)のようであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...空虚な空の上にそびえてる不毛な陰暗な山のように思われてきた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...陰暗なひだは一進一退する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...二深淵(しんえん)中の会談暴動の陰暗な教育を受くること満十六年に及んだので...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...路傍の樹陰暗きところ廢祠あり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...すべはなかつた……寒い夜の自我像きらびやかでもないけれどこの一本の手綱をはなさずこの陰暗の地域を過ぎる!その志明らかなれば冬の夜を我は嘆かず人々の憔懆(せうさう)のみの愁(かな)しみや憧れに引廻される女等の鼻唄をわが瑣細なる罰と感じそが...
中原中也 「山羊の歌」
...雪煙と灰色の霧が陰暗と匍いまわっている...
久生十蘭 「海豹島」
...なにか陰暗とした気がたちのぼり...
久生十蘭 「ノア」
...陰暗たる地下道の溜井戸の庭で...
久生十蘭 「魔都」
...陰暗な中間時代 media aetas, medium aevum と見做され...
三木清 「歴史哲學」
...江戸の空は陰暗な雲に掩われ...
山本周五郎 「新潮記」
...妖しい陰暗たる谷間...
山本周五郎 「山彦乙女」
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