...不思議な仮睡状態に陥る前まで進んで来た...
有島武郎 「或る女」
...これが一つ誤ると極端な社会主義となって大なる不幸に陥る...
大隈重信 「始業式訓示」
...大それたる利己一天張りに陥るというが如きは見逃すべからざる弊だ...
大隈重信 「日支親善策如何」
...人民がいかに困弊に陥るとも農商務大臣はすこしも目に見えない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ついには逃げ出すより他はないといふ破目に陥るだらう...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...己(おのれ)の故郷の家屋を焼くといふ程の烈しい暗黒の境(きやう)に陥るであらうか...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...動もすれば佞嬖の小人に擁せられて不測の過失に陥ること少なきに非ず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...不思議な夢心地とまったくの忘却とに陥る瞬間があった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「私たちは恋に陥るような危険はありません...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あるいはもはや全然肯定のない単なる否定の連続に陥るダダイズムにまでいたるのである...
中井正一 「美学入門」
...雪形の自家創作に陥るなどは禁物である...
中村清太郎 「残雪の幻像」
...一人の身の上にて言えば天然の自由を達せずしてわがまま放蕩に陥る者と言うべし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...一種のひどい昏睡状態に陥る...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...やがて追ひ詰められて俳句や和歌のやうな窮地へ陥るであらうといふやうなことは随分以前から屡々使はれる言葉であるが...
牧野信一 「月評」
...それは懐疑論と虚無主義に陥ると批評されている...
三木清 「哲学入門」
...(b)もし一ぺんにそうした状態に陥るならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ある薬を用いると昏睡に陥るし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...何故ならしばしば誤った醜い作をも讃(たた)えるという自殺すべき矛盾に陥るからである...
柳宗悦 「工藝の道」
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