...我等の自我が「己れ」の陋屋を出でて對象の上に轉移するとき...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...ベルナルドオが姫を得んと欲せしは卑陋(ひろう)なる色慾にして...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...淋しき冷たき陋巷(ろうかう)の客舎(かくしや)にありて具(つぶ)さに衣食の為めに労苦を嘗(な)めぬ...
石川啄木 「閑天地」
...陋(いや)しき家に入りませる王子は...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...陋巷(ろうこう)に史書をあさり...
太宰治 「虚構の春」
...そろって三鷹の陋屋(ろうおく)へ訪ねて来られた...
太宰治 「故郷」
...陋巷(ろうこう)の犬屋のオヤジ風情で葬っておくには惜しいくらいの人間ですが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...大人君子の見て陋(ろう)とするところのものである...
津田左右吉 「神代史の研究法」
...或いは又社会的常識自身が我慢できない固陋な言論も...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...科学的に無知な資本家の陋習と...
戸坂潤 「読書法」
...陋劣(ろうれつ)不名誉なる刑場であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ジョンドレットの陋屋(ろうおく)が彼の目の前に現われてきた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...なんという忌わしいことでしょう! こうした陋劣と虚偽が暴露される時が...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...よく世間に傳へられる陋劣な教授連の内訌(ないこう)を想像した...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...彼は醜陋(しゅうろう)に見える自分の退却を避けるために眼前の機会を捕えた...
夏目漱石 「明暗」
...その後は決して猫の良心に恥ずるような陋劣(ろうれつ)な振舞を致した事はない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...以前彼の故郷でない辺鄙な海村に彼と陋居した頃の夏の海の話に移らうとしたが...
牧野信一 「秋晴れの日」
......
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
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