...これでも一種の姿態(しな)を作つて見せる積りだつたかと氣が附くと...
石川啄木 「菊池君」
...我々が變つたと氣が附くのぢやないのか? ――例へば我々が停車場に人を送つて行くね...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...午後になつて不圖氣が附くと...
鈴木三重吉 「金魚」
...私もそれ位の融通はどうか斯うか附くやうになりましたから...
高濱虚子 「續俳諧師」
...そこで名義さえ附くと好い...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...さうした幸福はとても望むことの出來ないその身のはかなさ! 縋り附きたいにもその身ひとりで縋り附くことの出來ない悲しさ! これも生中に人並にすぐれて生れついた身の悲しさではないか...
田山花袋 「道綱の母」
...と云ふやうに『ナ』が附くんぢや...
長與善郎 「青銅の基督」
...泥が附くじゃありませんか」絵師の憤懣が...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...もの心附くと芝居が書いて見たくなつたのと思ひくらべて...
長谷川時雨 「八歳の時の憤激」
...なんでもない雲だと思っている間に気が附くとそいつが空一杯の入道雲になっている――船に乗っていると...
三好十郎 「おりき」
...どうして気附くことが出来たでしょう?いっしょの家に住んだのは半年ばかりの間で半年後には山田家を出て新劇団の女優になって働いていたその半年の間も...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...――氣が附くと、同席者のよつぱらつた男女が、Mさんが泣いているのを見て、からかつて、笑つていました...
三好十郎 「肌の匂い」
...この植物の汁液が唇などに附くと刺戟(しげき)するので...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...――ふと氣附くと...
横光利一 「榛名」
...誰にも気が附く通り...
与謝野晶子 「教育の民主主義化を要求す」
...一体に空屋が目に附く...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...直ぐ路ばたに前督軍孟恩遠の記念塔が目に附く...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...水木の言葉に飛附くように答えた...
蘭郁二郎 「魔像」
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