...気が附くと、お向ひの家の奥さんらしい方が、いつも坊ちやんとお遊びになる小さい女のお子さんをおん負(ぶ)なすつて、門の内に立つてお出でになつた...
鈴木三重吉 「桑の実」
...それに賞品が附くといふ事になると...
薄田泣菫 「茶話」
...当時の男の子に取っては一つのきまりが附く年齢(とし)である...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...古ければ古いなりに一種のさびが附く筈(はず)であるのに...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...世子の側に附くものは...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...「絵馬(ゑま)」に「女体(によたい)」といふ小書が附くと...
野上豊一郎 「演出」
...泥が附くじゃありませんか」絵師の憤懣が...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...覚めて後(のち)其と気が附く...
二葉亭四迷 「平凡」
...片附くも片附かないもあつたものぢやない...
牧野信一 「或る日の運動」
...気が附くであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ローマの議院でシーザーに一切ローマ婦人と親しむ権力を附くべきや否やを真面目(まじめ)に論じた例あり...
南方熊楠 「十二支考」
...いつになったらカタが附くんだろうと思ってさ...
三好十郎 「冒した者」
...(伴奏音楽)ヒヨイと気が附くと...
三好十郎 「おスミの持参金」
...なんでもない雲だと思っている間に気が附くとそいつが空一杯の入道雲になっている――船に乗っていると...
三好十郎 「おりき」
...ハッキリ諦らめが附くだけ...
三好十郎 「鈴が通る」
...○豚とマカロニはマカロニを鍋にて湯煮る時下へ竹の皮かあるいは煮笊を敷かぬと焦げ附く癖あり...
村井弦斎 「食道楽」
...追々すっかり得(とく)の附くように...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...それなら主人は金を財布から出すときか入れるときかに落すにちがいないとしてみてもそれにしても第一そう度々落す以上は今度は落すかもしれぬからと三度に一度は出すときや入れるときに気附く筈だ...
横光利一 「機械」
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