...ソノ運命と云ふ病氣に取附かれたんです...
石川啄木 「雲は天才である」
...「お客が附いた、お客が附いた!」義雄がふり向くと、かの女はこちらの煙管の雁首に、いたづらに吸つてはたいた吸ひ殼の殘りが、まだ煙りを出して一二本のすぢでつるさがつてゐるのを示めしてゐる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...私はこの驚くべきトリックに気附いたのである...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...本式の会席膳で鯛(たい)なども附いていた...
太宰治 「帰去来」
...麦倉邸の怪談はますます附近の評判になった...
田中貢太郎 「魔王物語」
...こうと知ったら君ちゃんにムクを附けてやればよかったものを...
中里介山 「大菩薩峠」
...見附で落馬なすつた時は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...斯う附け加へるのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...土の上に血が紫色にこびり附いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...我が日本国人が外国交際を重んじてこれを等閑(とうかん)に附せず...
福沢諭吉 「日本男子論」
...あなたがはいる病室の附添いさんですの...
北條民雄 「いのちの初夜」
...何がな足あるにしてしまわんと種々の附会を成した...
南方熊楠 「十二支考」
...今迄うぬらが当てがわれていたケチックサイ屋台骨に恋々としてしがみ附いていようと言う量見を捨て切れないために...
三好十郎 「好日」
...「八十之賀には御垢附御羽折(おんあかつきおんはをり)雑魚(ざこ)数品拝領...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...伝説には解説が附いてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...自分で片附けたり...
森鴎外 「雁」
...あながち自分の今夜の出場も自分ひとりの芝居ではないと気が附いた...
横光利一 「旅愁」
...淡紅(とき)色を上下(うへした)に附けた薄緑の掛(リドウ)を皆まで引絞らずに好い形に垂らし...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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