...「運命は性格の中にある」と云う言葉は決して等閑に生まれたものではない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...『そうしてそれから家(うち)の暖(あたたか)い閑静(かんせい)な書斎(しょさい)に帰(かえ)って……名医(めいい)に恃(かか)って頭痛(ずつう)の療治(りょうじ)でもして貰(も)らったら...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...孤独な境涯にいて淋(さび)しい心持を抱いた人が閑寂な秋の夜に処する趣を...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...どんと銃声があたりの閑寂をみだす...
種田山頭火 「其中日記」
...莊重にして且つ豪華なるは大隈伯なり伊藤侯は威儀を修めて未だ雋俗ならず大隈伯は偉觀を求めて終に閑雅の風に乏し大隈伯に逢ふものは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...いつぞや芝白金(しばしろかね)の瑞聖寺(ずいしょうじ)という名高い黄檗宗(おうばくしゅう)の禅寺を見に行った時その門前の閑地に一人の男が頻(しきり)と元結の車を繰っていた...
永井荷風 「日和下駄」
...一向この方面のことは閑却されていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...定刻に至ると閑談の席が...
中里介山 「大菩薩峠」
...森閑たる小鳥峠の上にこだましました...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは少し前から霜柱の研究などという閑研究に興味をもっていた御蔭である...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...大変な流行になって来た一閑張の手筐(てばこ)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...書斎は森閑としている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...宇野浩二「閑話休題」を読了...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...公私とも閑暇(ひま)な季節に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...例えば商売も相談も閑談も散歩も...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...空閑の転訛なるべしと論断したのは失当であった...
柳田國男 「地名の研究」
...長坂長閑...
吉川英治 「新書太閤記」
...一閑の出先へ行って...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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