...それこそ刻舟求剣のしたり顔なる穿鑿に近い...
太宰治 「お伽草紙」
...優れた彫刻家が一鑿(ひとのみ)一鑿に丹誠籠(こ)めて琢磨した...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...批評にとっては無用の穿鑿で...
戸坂潤 「所謂批評の「科学性」についての考察」
...矛盾というものの意味の成り立つ場処を穿鑿することを通じて(弁証法の所在を突き止める代りに)...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...彼の内部を穿鑿(せんさく)していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あとをつけろや」東妙和尚は石鑿(いしのみ)を地蔵の御衣のひだに入れて直しながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...一番上に置いた鑿が一挺...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...水の中に飛込んでしまいました」「…………」「降魔利生(ごうまりしょう)の鑿は岩から鮑(あわび)を剥(は)がすよりも楽に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「穴掘り大工の使ふ肉の厚い大鑿(のみ)が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...トルク・シブ鉄道の建設技術員と土木労働者をスタノヴォイに大量移動して地底道の大仕掛な掘鑿(くっさく)工事を行ない...
久生十蘭 「地底獣国」
...手動鑿岩機(ドリル)と博士の観測機械類をひそかに運び入れておくためだった...
久生十蘭 「地底獣国」
...そんな風に穿鑿(せんさく)して見ると...
森鴎外 「Resignation の説」
...どうしてかくまでに躊躇(ちゅうちょ)なく鑿(のみ)を深く入れ得るのであろうか...
柳宗悦 「工藝の道」
...「鑿(のみ)かなんか突込まれて...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...「鑿(のみ)と槌(つち)とで...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...地下道は本丸の西の廓内(かくない)へ鑿(ほ)り抜けて出る計画の下に...
吉川英治 「新書太閤記」
...畳へおいた平鑿(ひらのみ)を見つめておった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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