...向うの軒先(のきさき)に吊した風鐸(ふうたく)の影も...
芥川龍之介 「漱石山房の秋」
...僕(しもべ)に鐸(おほすゞ)を鳴(なら)さする其響耳を裂くばかりなれば...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...停車場から鐸の音が...
オイレンベルク Herbert Eulenberg 森鴎外訳 「女の決闘」
...百傳ふ八鐸(ぬて)搖(ゆら)くも...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...世論の機関――「社会の木鐸」其の他――だと自負するのに無理はないが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...そこから鐘鐸(しょうたく)のついた釣鐘が千斤の重さでさがっていた...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...鐸(すゞ)が鳴る...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...前漢時代に於て既に變形された銅鐸を日本民族が製作した證跡を見るときは...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや(其一)」
...「一小国に限定されない・一時代に限られない・天下万代の木鐸(ぼくたく)」としての使命に目覚めかけて来た・かなり積極的な命なりである...
中島敦 「弟子」
...こゝにある銅劍(どうけん)や銅鉾(どうほこ)や銅鐸(どうたく)などを一巡(いちじゆん)御覽(ごらん)になつたら...
濱田青陵 「博物館」
...木鐸が鳴つて間もなくお午が運ばれるのだ...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...元来学者というものは物識りと相場が極って居り社会の木鐸とならねばならぬものだが...
牧野富太郎 「植物記」
...論説を書いた人々は社会の木鐸であるというその時分愛好された表現そのままの責任と同時に矜持もあったことだと思う...
宮本百合子 「明日への新聞」
...しかも鐸鈴まで添えられて祠り込まれた...
室生犀星 「幼年時代」
...がらんがらんと銅の鐸(たく)を振るを合図に...
森鴎外 「食堂」
...外では鐸(たく)の音が(こおろぎ)の鳴くように聞える...
リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「白」
...外で振っていた鐸の音さえも絶えてしまった...
リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「白」
...わたくしは風鐸にまで注意してゐなかつたので...
和辻哲郎 「月夜の東大寺南大門」
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