例文・使い方一覧でみる「鐚」の意味


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...彼女は(わるび)れた様子もなく...   彼女は鐚れた様子もなくの読み方
海野十三 「棺桶の花嫁」

...(びた)一文の値打もないことを了解したのだ...   鐚一文の値打もないことを了解したのだの読み方
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」

...その代り(びた)一文自分の意志で使おうという気も起らぬ...   その代り鐚一文自分の意志で使おうという気も起らぬの読み方
徳田秋声 「新世帯」

...フョードル・パーヴロヴィッチにも一文(びたいちもん)とることができなかった...   フョードル・パーヴロヴィッチにも鐚一文とることができなかったの読み方
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」

...「助か」「殿様、いったい何とあそばしたのでげす、我々共がちょっと目をはなしますてえと、これだからおそれやす」「助、いいところへ来た、今日は朝からむしゃくしゃしてたまらないところだ、面(つら)をだせ、もっとこっちへ面をだせ」と神尾主膳が、やけに言いますと、金助改め助が、「この面でげすか、この面が御入用とあれば……」「そうだ、そうだ、その面をもっと近く、ここへ出せ」「いけやせん、もともと金公の面なんて面は、出し惜みをするような面じゃがあせんが、それだと申して、殿様のその御権幕の前へ出した日にゃたまりません」「出さないか」「出しませんよ、決して出しません、いい気になってつん出した途端を、ぽかり! 助、貴様のは千枚張りだから、このくらい食わしても痛みは感じまい、どうだ、少しはこたえるか、なんぞと来た日にはたまりませんからな...   「鐚助か」「殿様、いったい何とあそばしたのでげす、我々共がちょっと目をはなしますてえと、これだからおそれやす」「鐚助、いいところへ来た、今日は朝からむしゃくしゃしてたまらないところだ、面をだせ、もっとこっちへ面をだせ」と神尾主膳が、やけに言いますと、金助改め鐚助が、「この面でげすか、この面が御入用とあれば……」「そうだ、そうだ、その面をもっと近く、ここへ出せ」「いけやせん、もともと金公の面なんて面は、出し惜みをするような面じゃがあせんが、それだと申して、殿様のその御権幕の前へ出した日にゃたまりません」「出さないか」「出しませんよ、決して出しません、いい気になってつん出した途端を、ぽかり! 鐚助、貴様のは千枚張りだから、このくらい食わしても痛みは感じまい、どうだ、少しはこたえるか、なんぞと来た日にはたまりませんからなの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...「(びた)!」本名の金助を、神尾は「金」では分に過ぎるからと言って、と呼んでいる...   「鐚!」本名の金助を、神尾は「金」では分に過ぎるからと言って、鐚と呼んでいるの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...ひたすら神尾ととを待兼ねている...   ひたすら神尾と鐚とを待兼ねているの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...で休息させて置いて...   鐚は鐚で休息させて置いての読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...たとえ(びた)にしてからが...   たとえ鐚にしてからがの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...としては、せっかくのヒットたる芸娼院の方も、開店休業の姿だから、なんとかせねばなるまいが、いやはや、手をつけてみると、そのややこしいこと、それで少々気を腐らせているという次第です...   鐚としては、せっかくのヒットたる芸娼院の方も、開店休業の姿だから、なんとかせねばなるまいが、いやはや、手をつけてみると、そのややこしいこと、それで少々気を腐らせているという次第ですの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...「来たな」とは思いました...   「来たな」と鐚は思いましたの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...錢(びたせん)が一枚飛んで來て...   鐚錢が一枚飛んで來ての読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...こいつは(びた)一文出す氣づけえはねえが...   こいつは鐚一文出す氣づけえはねえがの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...代金(だい)なんて(びた)一文もとらないよ...   代金なんて鐚一文もとらないよの読み方
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」

...おらあ(びた)も持っちゃあいねえんだから」「お酌してちょうだい」「ここも勘定が溜(た)まってるんだぜ」「お酌して」とお蝶は云った...   おらあ鐚も持っちゃあいねえんだから」「お酌してちょうだい」「ここも勘定が溜まってるんだぜ」「お酌して」とお蝶は云ったの読み方
山本周五郎 「ちゃん」

...銭(びたせん)が投げられた...   鐚銭が投げられたの読み方
吉川英治 「下頭橋由来」

...それから間もなく七十余両の銭(びたせん)で街道安全の橋普請(はしぶしん)に取りかかった...   それから間もなく七十余両の鐚銭で街道安全の橋普請に取りかかったの読み方
吉川英治 「下頭橋由来」

...値が下がった銭(びたせん)でも...   値が下がった鐚銭でもの読み方
吉川英治 「私本太平記」

「鐚」の読みかた

「鐚」の書き方・書き順

いろんなフォントで「鐚」

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