...またスキーの裏に白蝋を塗る小さな鏝(内部に固形アルコールを入れて熱する)はちょっとしたアイロニングに非常に能率的である...
石川欣一 「可愛い山」
...いざ鏝(こて)をみづから執れと...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...帆村はせっせと鏝を動かしながらもそれを想って...
海野十三 「東京要塞」
...難なく鏝(こて)に土をのせて...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それが下手な鏝(こて)細工みたいに...
辻村伊助 「登山の朝」
...鏝でしたウェーブはのび易いが...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...火鉢(ひばち)のなかから鏝(こて)を取り出すと...
徳田秋声 「仮装人物」
...三十六壁と云うと鏝(こて)の力で塗り固めたような心持がするが...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...叔母は黙って火鉢(ひばち)に挿(さ)し込んだ鏝(こて)をまた取り上げた...
夏目漱石 「明暗」
...人間の神経を鏝(こて)で焼くように重苦しい...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...一梃(ちょう)の鏝(こて)を持って逃走し...
穂積陳重 「法窓夜話」
...シャツに鏝をかけながら...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...それを型から出して焼鏝(やきごて)を当てるのですがクリームでなければ焦げた痕(あと)が付きません...
村井弦斎 「食道楽」
...つねろうと焼鏝(やきごて)をあてようと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...同じく鏝貼りで行うことが出来る...
柳宗悦 「樺細工の道」
...太短い焼鏝を使うではないか...
柳宗悦 「全羅紀行」
...鏝で塗りあげたような水田の枠の連った山峡の風景とはいえ...
横光利一 「旅愁」
...其れが焼鏝(やきごて)を当てる様になり...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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