「鎚」の意味
金属を打つ道具
小説での「鎚」の使い方
...その東の方の隅に凹字形をした石鎚山が奥深く控へて...
安倍能成 「初旅の残像」
...平生は鉄工所でどんがんする鎚(つち)の音...
伊藤左千夫 「大雨の前日」
...それはまるで金鎚で空缶をたたくようなやかましい音だった...
海野十三 「太平洋魔城」
...鎚で手を打ったとか...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...靴磨きの金鎚をその部屋に遺却させる...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...底にうちふるこの鎚のおと...
夢野久作 「ルルとミミ」
...何か騒がしい様子でございます」とお雪ちゃんも相鎚(あいづち)を打ちました...
中里介山 「大菩薩峠」
...夏の夜風の小鎚(こづち)の重量...
中原中也 「地極の天使」
...せめて馬右エ門がも少ししつかりしてゐてお父(と)つあんの鎚を握つてくれたらナ...
新美南吉 「鍛冶屋の子」
...彼の指導するモスクワの大金属工場「鎌と鎚」の文学研究会(リト・クルジョーク)で...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...一つの金鎚(かなづち)にもそれが見出された...
柳宗悦 「思い出す職人」
...骨と皮ばかりの手を振り上げて鉄鎚をグワンと打ちおろす真似をして見せる事もあったが...
夢野久作 「鉄鎚」
...背後(うしろ)の押入の大工道具の中(うち)でも一番大切(だいじ)にしている「山吉(やまきち)」製の大鉄鎚(おおかなづち)をシッカリと握り締めていたが...
夢野久作 「斜坑」
...じんと鎚(つち)で焼(や)き鉄(がね)を打たれたような鈍痛を感じた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...鎚音(つちおと)を谺(こだま)させているし...
吉川英治 「親鸞」
...対(むこ)う鎚を把(と)って...
吉川英治 「山浦清麿」
...そなたも慥乎(しっか)りした相鎚の打ち人(て)がないと...
吉川英治 「山浦清麿」
...彼はまるで金鎚(かなづち)のような勢いで...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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