「鋲」の意味
金属製の留め具
小説での「鋲」の使い方
...星は鋲のやうに蒼穹に固着してゐるものだと云ふことを教へた...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...大きな鋲をベタ一面に打った登山靴をはく...
石川欣一 「可愛い山」
...軍靴の鋲(びょう)が階段に触れる音が...
梅崎春生 「日の果て」
...釘(くぎ)や鋲(びょう)という物が一切これには使ってなかった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...肩のあたりに銀鋲を飾りて美なる青銅の長劒懸けておほいなる堅盾更に其上に...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...長槍及び青銅を鎧ふ勇士の猛勇と*飾鋲(かざりびよう)ある大楯と...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...小さな四角いボール紙が鋲(びょう)で止めてあったんです...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...冷酷にもその首輪をかなづちで彼らに鋲締めした...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...鋲の輪の内側は四寸ばかりの円を画(かく)して匠人の巧を尽したる唐草(からくさ)が彫り付けてある...
夏目漱石 「幻影の盾」
...念のために札を押し入れて、鋲を戻すと、札はスルリと飛出して、ちょうど穴一杯に塞(ふさ)ぐ形になるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鋲(びょう)がゆるんだ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...固(かた)くしまって扉に打った鉄鋲(てつびょう)が魔物のように睨(にら)んでいた...
水上滝太郎 「山の手の子」
...金棒なしですから画鋲でとめてあってね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その内側に巨万の富を蔵(しま)い込んでいるらしい……黒い……重たい……マン丸く光る黄金色の鋲(びょう)を縦横に打ち並べた……ただその扉が普通と違うところは...
夢野久作 「白菊」
...これで鋲(びょう)を締めておいてくんな」と...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...暁天から屋敷の鋲門(びょうもん)を八文字に押(お)っ開(ぴら)かせた...
吉川英治 「剣難女難」
...鋲打(びょううち)の鉄門のかげに...
吉川英治 「宮本武蔵」
...校内で履く革草履で頑丈に鋲(びょう)が打ち並べてあり...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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