...幾人かのものは銘々に札をもつて骨牌(かるた)とりをする...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
...そうして銘々は黙ってそれを耐えて行くよりしかたがないようにわたし思います...
有島武郎 「或る女」
...乗合わせた農夫農婦などは銘々の大きな荷物に腰かけているからいいが...
寺田寅彦 「ベルリン大学(1909-1910)」
...吾々銘々が実際にどの程度まで彼等とその作品とを理解出来るかということとは一応独立に...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...それが銘々の村に帰って夫々の中心人物となって百姓道を作興しようというのである...
戸坂潤 「社会時評」
...各々は、薩藩士として――」と、云いながら、御門通用証を出して「これを、銘々にもって、名越殿小屋へ通ると、門番へ申して、通行してもらえばよい」小さい、焼印を捺した木の札を一束にしたのを出した...
直木三十五 「南国太平記」
...「エッ、世話を焼かせる」善悪男女六人、銘々、思い思いの感動にひたり乍ら、もう一度暗い段々を辿って明るみへ出ました...
野村胡堂 「古銭の謎」
...供の者を銘々の好きな場所へ追いやり...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...皆んな銘々のことしか考えてはいません」「…………」平次の驚きの前に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...銘々の部屋へ入れて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...銘々少しづつ溜めて居る外には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...銘々の家業を営み...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...フランスには報国の士民多くして国の難を銘々の身に引き受け...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...藩士銘々(めいめい)の分限がチャント定(き)まって...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...塾の何十人と云(い)う生徒に銘々(めいめい)その版本を持たして立派に修業の出来るようにしたのは...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...各の意見は銘々の實踐的現實的價値(practical cash-value)に應じて...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...こうして銘々(めいめい)の遊戯材料を求めたのであった...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...銘々に稽古を始めるところだった...
蘭郁二郎 「夢鬼」
便利!手書き漢字入力検索
