...殊に銀鼠の靴下の踵(かかと)の高い靴をはいた脚は――とにかく自然とお嬢さんのことを考え勝ちだったのは事実かも知れない...
芥川龍之介 「お時儀」
...銀鼠(ぎんねず)の空の色か...
江戸川乱歩 「火星の運河」
...いつも銀鼠の帽子をかぶつてゐる...
小穴隆一 「二つの繪」
...のところの、いつもの次ぎに、銀鼠の外套に、の六字、十四行目、もし鎭守府司令長官も頓死か何か遂げたとすればこの場合は、の、ばとこの間に、ダッシュを、芥川さんの手で、書きいれてあります...
小穴隆一 「二つの繪」
...これらが陽の工合でキラキラと銀鼠色に光つてゐる有様は...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...色は見事な銀鼠であつて...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...銀鼠色のかなりにいゝ品らしいソフト帽が見えた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...河は銀鼠(ぎんねず)の色をしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...真珠のような銀鼠色(ぎんねずみいろ)した小鳥の群が...
永井荷風 「曇天」
...次第に銀鼠(ぎんねず)色に暮れ行く空...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...銀鼠から桃色に明けて行く大川端の春を眺めて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二人とも「銀鼠色のルパシュカ」「紺のビロオドの洋袴(ズボン)」といふ...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...銀鼠の透綾の着物を着...
宮本百合子 「思い出すこと」
...襖も銀鼠の無地で...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...銀鼠色のフェルト帽を眉深(まぶか)く冠って...
夢野久作 「人間レコード」
...銀鼠色の大理石の壁面の傍まで来て二人は再び引き返した...
横光利一 「旅愁」
...尾花の銀鼠(ぎんねず)いろの一色にぼかされている...
吉川英治 「江戸三国志」
...銀鼠色(ぎんねずいろ)の虚無僧衣...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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