...賢次の家は蒲鉾屋(かまぼこや)であるからどことなしに魚の匂(におい)が漂うていた...
田中貢太郎 「春心」
...人家の欄干に敷き連ねた緋毛氈(ひまうせん)の古びた色と山鉾の柄に懸けたゴブラン織の模樣とは今も猶目に殘つてゐる...
永井荷風 「十年振」
...ことに、東、鉾尖ヶ岳から、西、白馬ヶ岳までつづく「清姫の帯」は、土地の人にいちばん怖れられています...
中里介山 「大菩薩峠」
...ムク犬は後ろへ退(しさ)ってその槍の鉾先(ほこさき)を避けました...
中里介山 「大菩薩峠」
...口取(くちとり)に蒲鉾(かまぼこ)はついてるが...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...塩煎餅(しおせんべい)といっしょに召し上がりますと雁の味が致しますと例のごとく茶羅(ちゃら)ッ鉾(ぽこ)を云うから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
......
野口雨情 「極楽とんぼ」
...ガラッ八は養子の金次郎に鉾(ほこ)を向けました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鯱鉾立(しゃちほこだち)をしても吾妻屋永左衛門に及ぶ筈もなく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あのきりょうで鯱鉾立(しゃっちょこだ)ちでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いよ/\許されてテルヨの薙刀と鉾を交へると決つた時の私は...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...鉾田地方の唄(うた)をうたったりするので...
山本周五郎 「青べか物語」
...地理を観るために鬼鉾山へ登られたのだ...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...今日鬼鉾山で討果された江戸詰家中の者の処置について...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...『ホラ……余り物(もん)ば遣るぞ』と云うて蒲鉾小舎の入口に乾(ほ)いて在る面桶(めんつう)に半分ばかり入れてやりましたので...
夢野久作 「近世快人伝」
...五里行くとその旗鉾といふ村へ出た...
吉江喬松 「山岳美觀」
...鉾(ほこ)を逆(さか)しまにして...
吉川英治 「新書太閤記」
...荒尊(あらみこと)の鉾(ほこ)の舞につれて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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