「鈍物」の意味
頭の鈍い人
「鈍物」の例文(場面別)
- 日常会話彼は鈍物だから、簡単な説明でも理解するのに時間がかかる。
- 教育現場先生が生徒に対して『鈍物だな』と言うのは不適切だ。
- 文学作品その小説の登場人物は、鈍物として描かれているが、実は深い洞察力を持っている。
小説での「鈍物」の使い方
...「彼は頭が鈍物で、何度も同じことを聞き返す...
...「この包丁は鈍物で、切れ味が鈍い...
...「彼女の性格は鈍物で、冗長な話が多い...
...「彼は鈍物な人間だけど、筋金入りの優しい性格だ...
...「鈍物に対しては辛辣な指摘をする人がいるが、私は優しく接するようにしている...
...仰向けに寝る奴は鈍物だときめていた)放図なく口を開いて...
有島武郎 「星座」
...底の知れない鈍物(どんぶつ)だ...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...世の中には鈍物(どんぶつ)が多いから...
海野十三 「すり替え怪画」
...頗(すこぶ)る鈍物のダンサアが...
太宰治 「斜陽」
...さすがの鈍物(どんぶつ)も藩の道場に姿を見せなくなった...
中里介山 「大菩薩峠」
...なんと実務的には鈍物(どんぶつ)であることか! だが...
中島敦 「悟浄歎異」
...鈍物として歯牙(しが)にもかけなかったその連中の下命を拝さねばならぬことが...
中島敦 「山月記」
...さもなければ愛の心理がよく呑(の)み込めない鈍物(どんぶつ)のする事と...
夏目漱石 「こころ」
...丸で要領を得てゐない鈍物同様の挨拶振になる...
夏目漱石 「それから」
...まるで要領を得ていない鈍物同様の挨拶振(あいさつぶり)になる...
夏目漱石 「それから」
...如何(いか)にも気の利かない鈍物のように映った...
夏目漱石 「道草」
...僕ごとき鈍物(どんぶつ)は...
夏目漱石 「明暗」
...扉口には二人の頑丈な鈍物(どんぶつ)が立ちはだかっているのだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...私は何と云う機智と奇才のない鈍物であったろう...
松永延造 「職工と微笑」
...さしもの鈍物が卒然としてさめた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「さてさて鈍物という者は仕方がないものだ...
吉川英治 「三国志」
...そして、馬買いの叔父御(ご)に死なれて、生業を失ったとはいえ、薪木(たきぎ)売りとはまた、お若いのに、思いきったものに成ンなすったな」「ええ、資本(もとで)もありませんし、根ッからの鈍物...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「鈍物(どんぶつ)の性(さが)にござりますが...
吉川英治 「親鸞」
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