「鈍根」の意味
理解力や覚悟の鈍い性質
「鈍根」の例文(場面別)
- 教育彼は鈍根なため、新しい概念を理解するのに時間がかかる。
- 自己分析自分が鈍根であることを自覚し、予習復習を徹底している。
- 古典文学「鈍根の者にも悟りは開ける」と禅の書物に記されていた。
小説での「鈍根」の使い方
...俺のやうに鈍根な...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...併し悲しい哉鈍根の身には...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...此鈍根の身を何としよう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...自分達のやうな鈍根な者がどうして愛に於いて他人を包容する事が出來よう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...鈍根(どんこん)はいくらやるつもりでかかって何もできないで終るのであります...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...ただ、彼がその自分の過去の説明を行った頃の支那の情勢、または日支関係、または支那の代表作家としての彼の位置、そのようなところから注意深く辿(たど)って行ったら、或いは何か首肯するに足るものに到達できるのではなかろうか、とも思われるのだが、鈍根の私には、そんなこまかな窮竟(きゅうきょう)はおぼつかない...
太宰治 「惜別」
...また鈍根(どんこん)の子弟を恥(は)じしめて...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...』鈍根でない人は必ずかう言つて慨(なげ)くに相違ない...
田山録弥 「自からを信ぜよ」
...我々のやうな鈍根なものには何うも材料ばかりが多くなりまして...
田山花袋 「道綱の母」
...自分の様な鈍根の者は...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...鈍根(どんこん)の彼はしば/\捉(とら)え得たと思うては失い...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...性質愚に近いほどの鈍根(どんこん)で...
中里介山 「大菩薩峠」
...鈍根(どんこん)にさえ立派に出来る翻訳の下働きなどで日を暮らしているからである...
夏目漱石 「野分」
...無學鈍根(どんこん)の男ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...無学鈍根(どんこん)の男ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...窮迫と不如意と、非才と鈍根に、独り泣くこと、しばしばだ...
三好十郎 「俳優への手紙」
...しょせん自分は地中の鈍根(どんこん)と...
吉川英治 「私本太平記」
...親鸞の教義を味解(みかい)してというよりも――親鸞自身が告白している死ぬまで愚痴鈍根(ぐちどんこん)のたちきれない人間として彼が――直ちに好きだったのである...
吉川英治 「親鸞」
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