...妙に本間さんの論鋒(ろんぽう)を鈍らせた...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...推理の力を鈍らせてしまったのである...
海野十三 「蠅男」
...階級鬪爭を鈍らし...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...これまでにも始終お増の決心を鈍らせた...
徳田秋声 「爛」
...のみならず会社・工場に付属している各種の研究所の活動は一般的に云って活動をそれだけ鈍らされざるを得ないのであり...
戸坂潤 「技術の哲学」
...かつなおいっそう愚鈍らしかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分の從來の失策も段々と自分の我を鈍らして到頭僕を下落さしてしまつたのだ...
長塚節 「開業醫」
...その上祐天がちっとも愚鈍らしくない...
夏目漱石 「明治座の所感を虚子君に問れて」
...彼らが鈍らされた神経を持っていることと...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...脆弱(ぜいじゃく)な体質が出足を鈍らすのであったが...
原民喜 「冬日記」
...こうして悪い条件に速力を鈍らされながら荷物をひっ張るようにいくらかずつよくなってゆくのが実際なのでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...人生の煩いとなるもろもろの欲望や心配をだんだんに弱め鈍らせていることこそ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...享楽によって鈍らせ・飽かせ・弱らせ・まいとした...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...悟性もこれを鈍らせなければならない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...食い物でつい私の決心を鈍らせる...
横光利一 「夜の靴」
...二晩つづきの睡眠不足はわたしの足を大分鈍らしてゐた...
若山牧水 「木枯紀行」
...そしてこの事は一層私に歌集清書の筆を鈍らしたのであつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...武士階級の威圧によってようやくその鋒先(ほこさき)を鈍らせた...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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