...何にしろ君そんなによくば沢山やってくれ給え」「野趣というがえいか...
伊藤左千夫 「浜菊」
...所謂梅林的ならずして、野趣愛すべし...
大町桂月 「久地の梅林」
...この別府の温泉(ゆ)にふさわしい野趣のある一人の女であった...
高浜虚子 「別府温泉」
...どうも野趣がありすぎて上品のお膳をいやしくする傾きがあるので私はちよつと躊躇した...
太宰治 「津軽」
...野趣(山趣?)横溢...
種田山頭火 「行乞記」
...□河原撫子の野趣...
種田山頭火 「其中日記」
...野趣故國のなつかしみあり...
内藤湖南 「寧樂」
...生得かうした野趣を好む...
中勘助 「府中のけやき」
...従って田園の趣はあるが野趣に至っては乏しい...
永井荷風 「日和下駄」
...一脈の野趣といおうか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...如何(いか)にも野趣を帯びた娘です...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...野趣的に卑俗化したことに於て...
萩原朔太郎 「流行歌曲について」
...野趣満々たる色々な料理...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...唯ヒイスを※ひ岩の飾りをつけてゐるきりであつた――其處では野趣は野蠻に變じ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...風景でも大ざっぱで野趣のある関東から来た人は...
宮本百合子 「京都人の生活」
...女達磨(おんなだるま)も豊後(ぶんご)竹田のものは野趣があります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...日曜の鐘を聞いて白いレエスの帽を被(かぶ)つた田舎(ゐなか)娘が幾人も聖書を手にし乍(なが)ら坂路(さかみち)を伏目勝(がち)に御(お)寺へ急ぐ姿も野趣に富んで居た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...いつもの野趣の風がない...
吉川英治 「江戸三国志」
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