...野蛮な美しさにかがやいたマタイやマコに比べれば...
芥川龍之介 「続西方の人」
...それから――あらゆる人々のやうに野蛮な人生と向ひ合つた...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...彼等の顧客が実に野蛮な趣味を持つ民族であることを確信させる*...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...どうも支那人の野蛮なのにやあ...
泉鏡花 「海城発電」
...広場には野蛮な便所もあった...
大阪圭吉 「坑鬼」
...凡て野蛮な悪い感情を洗練してゆくということが...
豊島与志雄 「変な男」
...それで一つ野蛮な仕事をやってみようと思っているのでございます...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「二郎さん久しぶりに相撲(すもう)でも取りましょうか」と野蛮な声を出すと...
夏目漱石 「行人」
...自分はもうこんなことで彼女と野蛮な口論に達するのにも飽きてゐた――妙なことになつたと思ひながら...
牧野信一 「蔭ひなた」
...ハツハツと野蛮な息を吹きかけながら熱い飯を頬張つたり...
牧野信一 「眠い一日」
...彼の野蛮な皮肉味を抽象的に指さしたのであつて...
牧野信一 「バラルダ物語」
...選手達はキヤツ/\と野蛮な悲鳴をあげて...
牧野信一 「昔の歌留多」
...野蛮な権力は、文学面で狙いをつけた一定の目標にむかって、ほとんど絶え間のない暴威をふるった...
宮本百合子 「ある回想から」
...我々文学者は社会の悪い風習や野蛮な旧慣を改良して世人(せじん)を善道に導かねばならん天職を持っている...
村井弦斎 「食道楽」
...野蛮なことである...
山本周五郎 「青べか日記」
...刺青の写真を突付けられても、冷めたい眼でジロリと見たきり、頭を頑強に左右に振るばかりで、一言も洩らさない態度が、極度に野蛮な、反抗的なものに見える...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...マーチに入れ交る野蛮な掛け声と共に...
夢野久作 「暗黒公使」
...壁に挾まれた柩(ひつぎ)のような部屋の中にはしどけた帯や野蛮なかもじが蒸された空気の中に転げていた...
横光利一 「花園の思想」
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