...たとえば、この前お話したように、札差(ふださし)の中では、代地の十一屋、天王橋の和泉屋喜兵衛、伊勢屋四郎左衛門など、大商人では日本橋大伝馬町の勝田という荒物商(これは鼠の話の件(くだり)で私が師匠の命で使いに参った家)、山村仁兵衛という小舟町の砂糖問屋、同所堀留大伝(砂糖問屋)、新川新堀の酒問屋、吉原(よしわら)では彦太楼尾張、佐野槌、芸人では五代目菊五郎、市川小団次、九蔵といった団蔵(だんぞう)、それから田舎の方では野田の茂木醤油(しょうゆ)問屋など、いずれも上華客(じょうとくい)の方でありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...直チニ佐野槌ヤヘハイッテ...
中里介山 「大菩薩峠」
...長鍵デ来テ佐野槌屋ヲ取巻イタカラ...
中里介山 「大菩薩峠」
...次に長兵衛が佐野槌から借りる百両――その百両という金額に対して...
正岡容 「我が圓朝研究」
...娘を佐野槌へ売った金ゆえ「これをお前に遣るが...
正岡容 「我が圓朝研究」
...旦那に長兵衛の住居の分ったのはけさお久身請に番頭が佐野槌までひと走りしてきたからである)...
正岡容 「我が圓朝研究」
...熊野に野槌と呼ぶのは...
南方熊楠 「十二支考」
...土伝に昔ノーヅツ(上述野槌(のづち)か)ここに棲み長(たけ)五...
南方熊楠 「十二支考」
...我は野槌に生まれたといった...
南方熊楠 「十二支考」
...野槌は最初神の名で...
南方熊楠 「十二支考」
...野槌も草野の神から悪鬼...
南方熊楠 「十二支考」
...ただし野槌に似た動物が...
南方熊楠 「十二支考」
...野槌と尊んだ称(となえ)から訛(あやま)り出(い)でた俗伝らしい...
南方熊楠 「十二支考」
...米国にやや野槌に似た俗信ある蛇フップ・スネークを産す...
南方熊楠 「十二支考」
...上述わが邦の野槌の俗伝にやや似て居る...
南方熊楠 「十二支考」
...吉原江戸町三丁目佐野槌屋の抱(かか)え遊女黛(まゆずみ)...
南方熊楠 「十二支考」
...野槌(のづち)という河獺(かわうそ)のような小動物の妖気にちがいないなどと...
吉川英治 「江戸三国志」
...「野槌の百」週刊朝日・夏季...
吉川英治 「年譜」
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