...お綾はその野末源之丞の許へ...
江見水蔭 「備前天一坊」
...心得て御座りまする」野末源之丞は池田出羽の密謀を心得て...
江見水蔭 「備前天一坊」
...旅人よ路を急げと海べをくれば波の音野末をゆけば蝉の声……妹 わたしはあんとき泥棒をうまくつくつたわね...
新美南吉 「ラムプの夜」
...悲しい野末の墓石が風にふかれてゐる...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...野末の草花(さうくわ)は書院の花瓶(くわびん)にさゝれん物か...
樋口一葉 「軒もる月」
...爽烈な吹き降りの野末をひろく見渡してゐた...
牧野信一 「バラルダ物語」
...「野末の菊」――七月...
水野葉舟 「言文一致」
...赤い夕陽(ゆふひ)に照らされて……友は野末の石の下……と口ずさむと日露戦争中の哀愁が...
宮地嘉六 「老残」
...「濃い晩秋の夜の霧に」という題の覚えていらっしゃるでしょう? 遠い野末に見ゆる灯かげという句のある...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...間に合せておくれかのう?」四野末の陽炎(かげろう)の中から...
横光利一 「蠅」
...野末を見渡すような芝生の一隅にその離れの座敷が浮いていた...
横光利一 「旅愁」
...こなたの野末からも新たな力のある鬨(とき)の声をあげながら...
吉川英治 「上杉謙信」
...三方ヶ原の野末(のずえ)には...
吉川英治 「新書太閤記」
...その野末を、船着山(ふなつきやま)の連山がかこみ、鳶(とび)ヶ巣山(すやま)も、そのうちの一峰であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...野末へ風の如く走って行った...
吉川英治 「親鸞」
...それは野末に見えた一軒の屋(や)の棟(むね)だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...野末に茅(かや)の屋根を結んで果てるつもりじゃ……」「はて? 救ってやらなければならない人間とは」「まあいい...
吉川英治 「宮本武蔵」
...しばらく草枯れの野末を見まわしていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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