...それよりも気になったのは目の醒める前に見た夢だった...
芥川龍之介 「夢」
...ふと夢から醒める様に目を開くと...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...酔が醒めると、件の蟻はこそこそと這ひ出して、直にいつもの仕事にとりかかつた...
薄田泣菫 「独楽園」
...夜半(よなか)になって見も知らぬ場所の共同椅子の上などで目が醒めるまでは...
モリス・ルヴェル Level, Maurice 田中早苗訳 「誰?」
...お徳に絡み付かれた時の亢奮(こうふん)が次第に醒めると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そんなことをしたら呑む下から醒めるだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...テジタイ(物理学の「音」その儘な医者の声)じりじりっと肉が焦げたらお終いだドクトルの労賃はまた素的に高い腰髄魔睡が醒めると皮をはぐような疼痛看護婦の眼は冷たく氷色の侮蔑淫売婦...
細井和喜蔵 「泥沼呪文」
...白々と醒めると海原の蒼さが眼にも滲み...
牧野信一 「城ヶ島の春」
...必ず直ぐに神経的に醒めるのであつた...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...またそんな恍惚の夢から醒めると私は...
牧野信一 「毒気」
...ふつとまた醒めると余り突拍子もない想ひに走つてゐたことに気がついて...
牧野信一 「美智子と歯痛」
...だから目醒めると直ぐに...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...同じく壁にかけられている目の醒めるような派手なドレス――朱塗りの鳥籠に青い鸚鵡(おうむ)が一羽いても...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...女はやっぱり坐ったまま眠るでもなく醒めるでもない...
室生犀星 「香爐を盗む」
...夢から醒めるように...
山本周五郎 「其角と山賊と殿様」
...眼が醒めるとすぐに曲馬団を飛び出して来たんです...
夢野久作 「暗黒公使」
...目醒めるやうな姿を見せはじめた...
吉江喬松 「山岳美觀」
...折角のよい気持が醒めるのを惧(おそ)れるように...
吉川英治 「宮本武蔵」
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