...誰か遽(あわ)てて室外に逃げ出した者のある証拠です...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...急遽(きゅうきょ)...
海野十三 「地球要塞」
...急遽(きゅうきょ)単独航海をやめて護送船団編制(コンボイシステム)に改めさせたことは...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...急遽編成に着手されつつあるのを読者は見るだろう...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...五体が遽(にわ)かに熱くなるのでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...御殿の中の空気は遽(にわ)かに緊張して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...(下略)朝盛の出家に至りては既に公然の事實なれば何人の之を知るとも怪むに足らざれども其遺書の閨中に存せしこと并に其書中記載の事項に至りては遽に和田一門以外の人に洩るべきにはあらず...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...遽かに人も街も浮足立つて来た...
原民喜 「壊滅の序曲」
...夫が深夜に来て急遽(きゅうきょ)...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...しかしその菫菫菜が我がスミレの何(いず)れに中(あた)るかは今遽(にわ)かに分り兼るが兎(と)に角(かく)スミレのある一種の名でそれは支那でそういうのである...
牧野富太郎 「植物記」
...遽(にわか)に長羅の動かぬ一団の方へ潮(うしお)のように崩れて来た...
横光利一 「日輪」
...(事態は重大、急遽、ご援軍の西下を仰ぐ)秀吉は疾(と)く、安土の信長へ向って、こう早飛脚を立てていた...
吉川英治 「黒田如水」
...急遽派遣されたのであった...
吉川英治 「三国志」
...孫権も、断乎たる命をくだしかねて、(この上は、陸遜(りくそん)を呼んで、彼の意中をきいてみよう)と、使いを派して、急遽、彼の建業登城をうながしていた際であった...
吉川英治 「三国志」
...御主君には遽(にわか)に私に命じてお後を慕わせました...
吉川英治 「新書太閤記」
...弾(はず)みなら、誰でも死ねるが――』答えない者もあるし、遽(にわか)に、今日は九郎兵衛に同意を示す者もあった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...それから遽(にわか)な爛熟(らんじゅく)を迎えた花のように咲けるだけ狂い咲きに咲いて...
吉川英治 「日本名婦伝」
...遽(にわ)かにお見合せというお沙汰じゃ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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