...孝子に幸福を与へしものは何人(なんびと)かの遺失せる塩竹の子のみ...
芥川龍之介 「案頭の書」
...」王成は儀賓府造の印のある品物を遺(のこ)した夫という人の素性が知りたかった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「王成」
...補遺フォスター(Stephen Collins Foster1826―1864)「故郷の人々」「懐かしきケンタッキーの家」や「黒ん坊のジョー爺(じい)や」の歌がアメリカばかりでなく...
野村胡堂 「楽聖物語」
...今の世には賢人顔をしている気六(きむ)ずかしい遺賢などは探し出してもなんの役にも立ちません...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...」といわゆる『御臨末御書』の中には親鸞の遺言として伝えられている...
三木清 「親鸞」
...昔この尊者の遺体を...
南方熊楠 「十二支考」
...今もなお鮮に心の裡に遺っている...
宮本百合子 「思い出すかずかず」
...「お亡(かく)れになりました方の御遺志も...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...以遺命守羽沢草廬三年...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...マルクス・アエミリウス・レピドゥスの遺言をほめるものがある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...貴重な遺品である...
柳宗悦 「雑器の美」
...斬られた奸臣四名の遺族のことだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「成る程……婦人の想像力ぐらい恐ろしいものはありませんからね……真実以上の真実ですから……」「……まったくです……しかし、その時はちょうど僕も品夫も、新規に引き受けた病院の仕事だの、遺産の整理だの、法事だのというものがゴチャゴチャと重なり合っていて、トテモ結婚どころの沙汰じゃなかったもんですから、そんな事を深く穿鑿(せんさく)する暇も無いままに放(ほ)ったらかしておいたものですが……そうそう……それから品夫はコンナ事も附け加えて話しましたよ...
夢野久作 「復讐」
...自分は前に述べた通り未(ま)だ仏蘭西(フランス)の中流以上の家庭を委(くは)しく観察する機会を得ないのを遺憾に思つて居(を)ります...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...そんな遺憾(いかん)はあるまい...
吉川英治 「新書太閤記」
...そちの手から渡してくれ」「御遺書などとは……」「武士のたしなみ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...わたくしは魂が天外に駛けるやうな思ひをしてあの遺跡の報告を読んだものである...
和辻哲郎 「西の京の思ひ出」
...雲崗石窟(うんこうせっくつ)の遺品によって見れば...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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