...その枝に半ば遮(さえぎ)られた...
芥川龍之介 「温泉だより」
...――ところがその遮蔽膜には...
海野十三 「地球盗難」
...遮断機を上げ掛けたんです...
大阪圭吉 「白妖」
...ただ今の処交通遮断なれど好(いい)加減に出たり這入ったり致居り候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...第二例に於(おい)ては此部に布目(ぬのめ)の痕を付けたり是等の遮光器は左右兩端(さいうりやうはし)に在る紐を以て頭に結(むす)び付けられたるものの如し...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...雪あかりに照された道路も遮(さえぎ)られて見えない別天地である...
永井荷風 「雪の日」
...その急(いそ)いで遠(とほ)くへ響(ひゞ)き去(さ)るのを周圍(しうゐ)から遮(さへぎ)り止(と)めようとして錯雜(さくざつ)して茂(しげ)つて居(ゐ)る幹(みき)や小枝(こえだ)に打當(ぶツつか)つて紛糾(こぐらか)つて居(ゐ)るやうに...
長塚節 「土」
...二人の間(あいだ)には目を遮(さえぎ)る幾多の黒い頭が動いていた...
夏目漱石 「こころ」
...先に行った岡本夫婦が人に遮(さえ)ぎられて見えなくなった時...
夏目漱石 「明暗」
...三個も前途を遮(さえぎ)っては容易ならざる不都合だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...生のある一物(いつもつ)だも目を遮(さえぎ)らぬ...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...ヴォートランを遮って言った...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...本官の聞き及ぶところによれば老齢暗愚なる貴下は従来の滞納金を徴収もせず、村内の秩序に意を用ふることもなく、剰さへいよいよ逆上して醜陋の限りを尽し……「はつて面妖な!」と、村長が遮ぎつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...猪之は手を振りながら遮(さえぎ)った...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...遮(しゃ)二無(む)二...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「こらっ遮那...
吉川英治 「源頼朝」
...しかし私の知る所では……』彼女は突然その言葉を遮(さえぎ)り...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
...欝樹猶眼界を遮(さへぎ)る...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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