...飲みかけていた硝子盃(コップ)を電力遮断の悲哀なる焦慮で...
泉鏡花 「薄紅梅」
...日よけの色眼鏡によって遮蔽(しゃへい)されてあった...
海野十三 「火薬船」
...またもやジナイーダは彼を遮った...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...彼女の言葉を遮って尋ねた...
豊島与志雄 「好意」
...この辺では珍しいほど堅固に見える石づくりの堰(せき)に遮(さえぎ)られて...
永井荷風 「葛飾土産」
...今ではひろびろと遮(さえぎ)るものなく望まれる曇った空は...
永井荷風 「曇天」
...父母(ふぼ)の目(め)が闇(やみ)の夜(よ)にさへ光(ひかり)を放(はな)つて女(をんな)を彼等(かれら)から遮斷(しやだん)しようとして居(ゐ)る...
長塚節 「土」
...叫び(生活)そのものは遮断されたまゝになつて...
中原中也 「生と歌」
...自分と三千代を遮断するが...
夏目漱石 「それから」
...初は隣家の隔ての竹垣に遮(さえぎ)られて庭を半(なかば)より這初(はいはじ)め...
二葉亭四迷 「浮雲」
...また葉がよく高い梢上に繁って日光を遮ぎるのでヒヨケノキ(日避けの木)の名もある...
牧野富太郎 「植物記」
...「静かに!」と先生は遮(さえぎ)つて置いてから...
槇本楠郎 「仔猫の裁判」
...客足がおちるにきまってるわ」「じれってえな」と栄二が遮った...
山本周五郎 「さぶ」
...「別部(わけべ)さんの門の前で喧嘩があって」「お兄さま」かねは兄の言葉を容赦もなく遮(さえぎ)った...
山本周五郎 「ひとごろし」
...それに」「荷物なんぞいらない」六兵衛は妹の言葉を遮って云った...
山本周五郎 「ひとごろし」
...東には黄海を遮断して壁立する老鉄山と旅順新市街との間にコバルトを湛へた西港の水が俯瞰される...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...遮(しゃ)二無(む)二...
吉川英治 「三国志」
...瞬時に交通を遮断していた...
吉川英治 「新書太閤記」
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