...そうしてくださいませば私は遠い世界から...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...まるっきり違った遠い世界にわかれて住んでいるお二人が...
太宰治 「パンドラの匣」
...このまま彼女と果てしも知らぬ遠い世界へ押し流されて行きたいような...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...遠い世界の端(はし)のあの寂しい山の中でただ明るいたそがれのみが知っていて蝙蝠にささやき聞かせてやったいろいろな風聞にシエッペラアクの神話的な血が動き出したのかも知れない...
ロード・ダンセイニ Lord Dunsany 松村みね子訳 「人馬のにひ妻」
...どういうものか自分にはよほど遠い世界の帽子外套の列であるような気がして...
寺田寅彦 「議会の印象」
...遠い世界へ行ってしまう...
夏目漱石 「草枕」
......
野口雨情 「おさんだいしよさま」
...遠い世界をみた事はないが...
林芙美子 「梟の大旅行」
...あまりに縁遠い世界だ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...実際はもう涯てしもない遠い世界のことがらになつてしまつた...
原民喜 「災厄の日」
...時代を離れた遠い世界において行われます...
柳宗悦 「民藝四十年」
...遠い世界のはてまで手をさしのべて創世以來...
山村暮鳥 「風は草木にささやいた」
...やはり遠い世界の出来事のように聞いていた...
夢野久作 「暗黒公使」
...病人が最早や自分達と余程離れた不思議な遠い世界にいることを感じて恐ろしくなって来た...
横光利一 「南北」
...又ベツクリン其他(そのた)独逸(ドイツ)近代の大家の作品は其(その)理想主義と云ひ其(その)手法と云ひ自分には李太白の詩を読む心地で遠い世界へ引入れられる感がした...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...遠い世界の向う側で殘されたのだと思ふと...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...だから盂蘭盆になれば遠い世界から故郷の家に帰つて来るんだ...
吉田絃二郎 「八月の星座」
...赤い酸漿(ほゝづき)の提灯をさげて遠い世界から帰つて来るであらうお精霊たちは...
吉田絃二郎 「八月の星座」
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