...先達て途中で私を呼びとめた者がいるから...
伊波普猷 「私の子供時分」
...先達て私の処に初めて寄越した手紙だって『……...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...あの先達ての様子といい...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...先達て中始終(しょっちゅう)秋雨(あめ)の降り朽ちているのに...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...先達て宮中の園遊会で音楽者...
寺田寅彦 「話の種」
...先達ての人形の店の夢のような話で...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...「先達ては家の方へ来てくれたのに留守で失敬したね...
豊島与志雄 「過渡人」
...先達てはと、軽(かる)く代助に挨拶をして、手に持(も)つた赤いフランネルのくる/\と巻(ま)いたのを、坐(すは)ると共に、前(まへ)へ置(お)いて、代助に見せた...
夏目漱石 「それから」
...先達ての告白を再び同じ室(へや)のうちに繰り返して...
夏目漱石 「それから」
...これに反して、佐川の娘の方は、つい先達て、写真を手にしたばかりであるのに、実物に接しても、まるで聯想(れんそう)が浮ばなかった...
夏目漱石 「それから」
...「先達ての歌舞伎座は如何(いかが)でした」と梅子が聞いた時...
夏目漱石 「それから」
...先達ての手紙は御覧になりましたか...
夏目漱石 「それから」
...(と、いって額を睨むようにしてなにか考えていたが、やがて、突然に)よろしい、用達てましょう...
久生十蘭 「金狼」
...先達て池の大納言どもが船で観月に出かけたとのこと...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...先達てまでの東京の断末魔は「累ヶ淵」の富本豊志賀...
正岡容 「旧東京と蝙蝠」
...先達てもフロベールの手紙を読んでいたら...
三木清 「書物の倫理」
...先達てうち、再び散文精神ということがとりあげられた...
宮本百合子 「現実と文学」
...三度目のにはつい先達て死なれてしまったと...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
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