...わしも道々考えて来たことだが...
海野十三 「火星兵団」
...そして道々、「もうこんなに大きくなつたんだから、餌付(ゑづ)けさへうまくやつたら、きつと育つだらうて」と言訳らしく、独りごとをいひました...
薄田泣菫 「山雀」
...カシタンカは、その道々、自分はずいぶん行儀がわるかったのを思いだした...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...その道々思うよう...
中里介山 「大菩薩峠」
...市街からの道々へは露店が軒を並べてしまいます...
中里介山 「大菩薩峠」
...外套(がいとう)の襟(えり)を立てて歩きながら道々雨になるのを気遣(きづか)った...
夏目漱石 「行人」
...道々平次にこうチョッカイを出しております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...道々の野山は、野火の跡で黒くくすぶつてゐたり、またあるところでは、むくむくと黄ろい煙をたてて燃えてゐる林野もあつた...
林芙美子 「浮雲」
...道々、もの凄い火傷者を見るにつけ、甥はすつかり気分が悪くなつてしまひ、それ以来元気がなくなつたのである...
原民喜 「廃墟から」
...道々、広い砂地のようなところを通る...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...道々私を奇異に感じさせたのは...
松本泰 「日蔭の街」
...迎いの乗物に身をまかせて揺られて来る道々...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...この間うち道々よんでいる小説は「話しかける彼等」という訳名...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...祓(はらい)とその道々で御恢復(かいふく)のことに騒ぎ立っているのも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...正月の遊びにも西洋趣味の物でなくて東海道々中双六(すごろく)を用いて欲しいと望んでおられる事です...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
...――山東の道々は...
吉川英治 「三国志」
...道々すれちがった町人(ちょうにん)に...
吉川英治 「神州天馬侠」
...松明(たいまつ)を道々に灯(とも)しおくこと...
吉川英治 「新書太閤記」
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