...過って蒲鉾(かまぼこ)と目刺を買ったより一層の愚じゃ...
泉鏡花 「悪獣篇」
...私の結婚が最初から過っていたことをしきりにいっていました...
伊藤野枝 「成長が生んだ私の恋愛破綻」
...ところが誤てる独逸(ドイツ)の政略のために露国は過って...
大隈重信 「吾人の文明運動」
...過っておりましょうなら...
直木三十五 「南国太平記」
...過って――」庄吉が「何故...
直木三十五 「南国太平記」
...過って死んだことにして了(しま)えば...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...按摩佐の市が鍼を過って人を殺したとあっては...
野村胡堂 「禁断の死針」
...先代様が過って焼いた...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...過っては試みることである...
三木清 「哲学入門」
...一猴過って海に陥るを救わんとて他の一猴その身に絡(からも)うた縄を投げたが短くて及ばず...
南方熊楠 「十二支考」
...猫は庭で過って蝶(ちょう)とか...
室生犀星 「生涯の垣根」
...足を過って崖から転げ堕ち気を失ったまま屋敷へ担ぎこまれた...
山本周五郎 「麦藁帽子」
...狃染(なじみ)の芸者が風邪を引いているのを過って盛り殺した奴で……」「……そうかそうか……あの医者にかかっちゃ堪まらん……フムフム...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...同技師が見本として提出したる二個の漁業用爆弾が過って炸裂し...
夢野久作 「爆弾太平記」
...呉君の胸中を観ぬいて少しも過っていない...
吉川英治 「三国志」
...ちとご推測を過っておられるようです...
吉川英治 「三国志」
...そしてどうも、最近のジャーナリズム一般は、私も加えてだが、厚い深底部にあるこんな青少年を、ともすれば、見過っているか、忘れているのではないかとも思われた...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...過って、武器を手に得たことを悔いるように、長柄を捨てて、逃げかけた...
吉川英治 「平の将門」
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