「遍し」の意味
あまねく行き渡る
小説での「遍し」の使い方
...四遍か五遍しくじった後に...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...一般に普遍して民衆的行事の一つとなっていたのです...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...こいさんにはあの水以来一二遍しかお目に懸っていない...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「では、将曹、平、仲の徒を鏖殺(おうさつ)するか」「吉井、村野等の帰国を待ちまして、すぐ様、その手段(てだて)に取りかかりましょう」人々が、頷いて、賛意を表した時、玄白斎は、大声に「是の如く、観ずる時、当(まさ)に、縛字を一切の身分に遍して、その毛孔中より甘露を放流し、十方に周遍し、以て一切衆生の身に灑(そそ)がん...
直木三十五 「南国太平記」
...まだ一遍しか家(うち)へ行かなかった...
夏目漱石 「行人」
...「音は一遍した限(ぎり)なのかい」「だって今したばかりなのよ」二人はそれで黙った...
夏目漱石 「門」
...一般に広くこれが普遍している...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...武士道が普遍しなかったろうか...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...まだ四五遍しか会っていなかった朝子を顧み...
「一本の花」
...わたしに百万遍しわん棒と云っても...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...たつた一遍しきや書いて下さらない癖に...
森林太郎 「身上話」
...いったんは国土の大部分にこの制度は普遍していたのが...
柳田國男 「垣内の話」
...仏教はたしかに普遍した...
山本周五郎 「新潮記」
...おらあ二遍しけあ階子段(はしごだん)を昇らねえんだがなあ……」その声と言葉付きを聞いた時に...
夢野久作 「支那米の袋」
...彼の信念を普遍して...
吉川英治 「折々の記」
...韓嵩は手を振って叩頭(こうとう)百遍しながら...
吉川英治 「三国志」
...もっと普遍してゆくと...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...それは万物に周遍して存し...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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