...遂に其帰趣を同くせずンばあらず...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...少々こたえるね」ドレゴが遂に弱音をちょっぴり吐いた...
海野十三 「地球発狂事件」
...遂に追手の手中のものとなった...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...だが、悪運の強い畑柳にも、遂に報いが来た...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...遂に其兄火照ノ命を屈服せしむるに至る...
高木敏雄 「比較神話学」
...スパセニアが投身自殺を遂げた最後の日...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...周囲の事情から遂(つい)に医者を止(や)めて薬屋さんに転業せざるを得なくなったのであること...
谷崎潤一郎 「細雪」
...されば佐助に憎しみをかけ春琴の美貌が一朝(いっちょう)恐ろしい変化を来たしたらあいつがどんな面(つら)をするかそれでも神妙にあの世話の焼ける奉公を仕遂(しと)げるだろうかそれが見物(みもの)だと云う全くの敵本主義からでも決行しないとは限らない...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...某氏は遂に筆を投じて...
豊島与志雄 「ふざけた読書」
...それはまだ遂近頃のことである...
長塚節 「開業醫」
...私は法官の問ひが余りをかしかつたので遂大きな声で笑ひましたの...
原田皐月 「獄中の女より男に」
...完全に職務を遂行し得なかったことに対し...
久生十蘭 「金狼」
...遂(つい)に調金の事を申し出でしに...
福田英子 「妾の半生涯」
...遂(つい)に円頂黒衣(えんちょうこくい)に赤心(せきしん)を表わし...
福田英子 「妾の半生涯」
...そのうちに一箇月経つと警察もとうとう投出したらしく「遂に迷宮に入る」という新聞記事が出た...
夢野久作 「オンチ」
...いつも魂が上付(うわつ)いているから充実した機能の満足を遂げ得ぬ...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...妻君の精力絶倫に白旗を揚げたような……そうして揚げたくないような神経衰弱の夢みたいなエタイのわからない遺書を書いてアダリン自殺を遂げた...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...理想の実現は遂げられない...
吉川英治 「上杉謙信」
便利!手書き漢字入力検索
