「遁れ」の意味
逃げること
小説での「遁れ」の使い方
...モスコーの一敗辛くも巴里(パリ)に遁れ帰りたる大奈翁(だいなをう)に対し...
石川啄木 「渋民村より」
...『神に遁れる、といふ様な事も有得るですね...
石川啄木 「鳥影」
...貧ちょう無限無終の苦痛より遁れんがためには自殺はただ一の方法ならずや...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...争か嬰害積殃の両篇を遁れ給はんか...
太宰治 「右大臣実朝」
...遁(のが)れようとしても遁れられないが」と云って...
田中貢太郎 「円朝の牡丹燈籠」
...Huys Mans はカソリツクに遁れた...
田山録弥 「J. K. Huys Mans の小説」
...東京に行けばそのイヤな監視を遁れることが出来ると思って...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...プーリダマスは身をかはし遁れぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...そして平素の陰鬱な窮屈な生活を遁れて自由なのびのびとした世界に出たような気がして...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...もはや彼女から遁れられないような気がした...
豊島与志雄 「反抗」
...彼は恐ろしい場所をでも遁れるような心地で...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...過ぎ去つた日の記憶や生活の努力から遁れてひとりで私は午後の日影をうつらうつらと睡りに落ちよう...
三好達治 「測量船拾遺」
...どうしたらこの苦しみから遁れることができるかということが...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...これらの苦しい想念から遁れるために...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...この苦しい居残りから遁れたいと思っていた...
室生犀星 「幼年時代」
...下界の縛(いましめ)を遁れて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...私は考へることからせめて一週間遁れたいと思つて一人早く都會を逃げ出て來たのだが...
横光利一 「榛名」
...呂布の捜索から遁れていたので...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
