「遁」の意味
逃げ隠れる
小説での「遁」の使い方
...「どうせ遁(のが)れつこはないよ...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「笑」
...決して隠遁するつもりではないのである...
石川三四郎 「半農生活者の群に入るまで」
...そのままにして見遁(みの)がしては...
泉鏡花 「海城発電」
...私のこの心持が強くなってくると同時にTの心持はますます隠遁的になってくるのでした...
伊藤野枝 「成長が生んだ私の恋愛破綻」
...身を以て遁(のが)れる...
海野十三 「共軛回転弾」
...ただ悪魔の「火遁(かとん)の術」であったとしか思えなかった...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...どうかしてかうした不倫の関係から遁れて...
薄田泣菫 「恋妻であり敵であつた」
...前浜辺に遁れ退く...
太宰治 「右大臣実朝」
...すべて隠遁的に...
種田山頭火 「其中日記」
...それよりももっと主人と性の合った霜とに任せて置いたまま遁げ出した...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...発足が遁走である...
豊島与志雄 「風景」
...更に自己の責任を遁れようとする卑怯の振舞でさへある...
波多野精一 「時と永遠」
...一場(いちじょう)の遁辞(とんじ)口実(こうじつ)たるに過ぎず...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...鶉は飛んで遁げてしまひました...
宮原晃一郎 「孝行鶉の話」
...古見に遁(のが)れて生命を全うし...
柳田国男 「海上の道」
...「遁(のが)さじ」「やらじ」と...
吉川英治 「三国志」
...襄陽(じょうよう)方面へ遁走(とんそう)するのほかなかった...
吉川英治 「三国志」
...もし自分が遁世籠居(とんせいろうきょ)すれば母は一日も活きて行けないであろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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