...そのころそこに逼塞(ひっそく)していた...
徳田秋声 「足迹」
...こんな狭い天地に逼塞(ひっそく)はしているけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...二十五栃木の大中寺に逼塞(ひっそく)の神尾主膳は...
中里介山 「大菩薩峠」
...これが不景気助長の金融逼塞を甚だしからしめて居るに違いない...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...現在では寄合の閑職に逼塞(ひっそく)していた...
山本周五郎 「落ち梅記」
...それがもとで御逼塞という大事にいたらしめた奸臣(かんしん)だから...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...侯が幕府から逼塞を命ぜられた理由は...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...かれらが「藩主逼塞」という大事に致らしめた奸臣であるという理由で...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「――御逼塞が、その謀計の一つだというのか」「第二は跡式(あとしき)の件です」と周防は云った、「御存じのようにいま御継嗣について、入札(いれふだ)がおこなわれることになっておりますが、その結果によっては、六十万石を二つに割り、三十万石を一ノ関さま、十万石を白石(片倉小十郎)どの、残余はしかじかに分配すると、数度にわたって談合があったというのです」「久世侯が申されたのだな」「しかも、所領分割のことは、すでにその人々にも通じているかもしれぬ、白石どのなどは十万石ということであるから、さもあるまいが特に注意するように、とのことでした」安芸の躯が動かなくなった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...綱宗の逼塞に、兵部と雅楽頭の連絡のあることはわかっていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...――むつの守が不行跡によって逼塞を仰せつけられ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...いちどは綱宗に逼塞(ひっそく)の沙汰の出たとき...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「陸奥守(むつのかみ)(綱宗)さまが公儀より御逼塞(ごひっそく)に仰せつけられてから...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「綱宗さま御逼塞このかた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...逼塞とか預けぐらいで済もうとは思えない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「すでに国老評定の裁決が出ている、采女どのは逼塞、七十郎は預け者と、正式に裁決が出ているのだ」「呼びつけて詰腹を切らせるつもりだ、と云ったのは里見老ではないか」「出頭すればだ」と十左が云った、「出頭すればその危険があると思った、そうではないか」「かれらが詰腹を切らせるつもりだということは慥(たし)かだ」「出頭しないという方法もある」七十郎は唇で笑った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...結局は「逼塞」と「預け者」ということにおちついたのであった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...おなじ逼塞(ひっそく)なかまの公卿どもをもかたらって...
吉川英治 「私本太平記」
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