...彼が物質の集中する時期と散逸する時期とが交互に来ると考えたのはインドにおける静止と発達の両時期の考えを思い出させるものがある...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...その性格や素行に常軌を逸するところがあつても...
石川三四郎 「浪」
...――時代を超逸するといふのは...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...国境会戦にてフランス第五軍を逸する一大原因をなせり...
石原莞爾 「戦争史大観」
...元兇を逸する様な結果になるまいものでもない...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...独立の機会を逸する事となりがちでありまた店主の方にすれば...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...僕の生きてるうちに返さなければ永久に機会を逸する...
豊島与志雄 「好意」
...範囲の外まで逸することである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この機会を逸すると...
中谷宇吉郎 「大雪山二題」
...彼の名は雪の研究史上に逸することは出来ない...
中谷宇吉郎 「雪」
...ああしておいては転宅の際などにどこへ散逸するかも知れないから...
夏目漱石 「子規の画」
...小事件を逸するのは古来から歴史家の常に陥(おちい)る弊竇(へいとう)である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...常軌を逸するほどであっただけに...
火野葦平 「花と龍」
...彼において多くのものを逸することになるだろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...唯の一分間といえども逸することなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼は何物も此原則の外に逸する能はずとせり...
山路愛山 「明治文学史」
...この機会に自己の地盤なり兵力なりを持たなければ生涯の機を逸するものと深く思っているにちがいない...
吉川英治 「三国志」
...この先生の名は逸することのできないものである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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