...一行は通りすがりに...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...通りすがりにこの籠を見て...
薄田泣菫 「初蛙」
...「通りすがりに入ってきた者だ...
田中貢太郎 「碧玉の環飾」
...ぐっと差し出した軒灯に、通りすがりにも、よく眼に付くように、向って行く方に向けて赤く大きな煙草の葉を印(しるし)に描(か)いている...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...居酒屋の繩(なわ)のれんの奥から聞こえて来るのが通りすがりに聞かない事はなかった...
寺田寅彦 「蓄音機」
...通りすがりにたがいに嗅(か)ぎ合っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...通りすがりに注意してくれた旅の人がありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...通りすがりに蒼(あお)い瓦葺(かわらぶ)きの文化住宅の貸家があったので這入ってみる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...通りすがりに横町から会釈(えしゃく)した一人の知人に対しても彼は放心したような微笑でやっと答えただけだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「判決」
...郡書記が通りすがりに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...通りすがりに大切の頭をコツリと打(や)って行くこともある...
二葉亭四迷 「平凡」
...*「はひつて御覽になりますか?」私が通りすがりに外人墓地の門に近づいて...
堀辰雄 「生者と死者」
...通りすがりに、何の気なしに中を覗いて見ると、つい鼻先きの寝台の上に、若い男の、薄い顎髭(あごひげ)を生やした、蝋(ろう)のような顔が仰向いているのがちらりと見えた...
堀辰雄 「菜穂子」
......
室生犀星 「星より來れる者」
...通りすがりに見ると...
山之口貘 「野宿」
...ふと通りすがりに怪しい目つきを一方がする...
横光利一 「欧洲紀行」
...通りすがりに、ただふらりと来た私は偶然一室を借りられたそれだけの縁で、とにかくここをしばらく仮の棲家(すみか)とすることが出来たのは幸いである...
横光利一 「夜の靴」
...今通りすがりに見れば食堂といふ札の懸つてゐる大きな部屋があつた...
若山牧水 「比叡山」
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どかっと おない年 生まれながらに持っている
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