...通りすがりにこの籠を見て...
薄田泣菫 「初蛙」
...だがほんの通りすがりに寄っただけです...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...宿の客人たちや通りすがりの人たちにとりかこまれて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...少年は通りすがりにその婆さんにつき当たって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...通りすがりに旅の人は...
中里介山 「大菩薩峠」
...通りすがりのお旦那様に...
中里介山 「大菩薩峠」
...夕方通りすがりに血走った大眼玉でグイと睨みつけて行く...
久生十蘭 「無月物語」
...通りすがりの坊さんが帽子を脱(と)り...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...通りすがりに大切の頭をコツリと打(や)って行くこともある...
二葉亭四迷 「平凡」
...丁度店の主人が一人で横浜へ引き上げるため最後の荷作りをしている或る運動具店の前を通りすがりに...
堀辰雄 「晩夏」
...よく村の若者どもが通りすがりに口ぎたなく罵つて行くといつては...
堀辰雄 「麥藁帽子」
...通りすがりにちらっと眼で掠めただけで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...若い薄髯を生やした男が通りすがりに...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...梅がちらほら咲いている廃園の風情が通りすがりにも一寸そこへ入って陽の匂う草の上に坐って見たい気持をおこさせた...
宮本百合子 「からたち」
......
室生犀星 「星より來れる者」
...そして通りすがりの人の眼にも浮き浮きしてみえるのではないか...
山本周五郎 「日本婦道記」
...通りすがりに記憶しているくらいの事でした...
夢野久作 「江戸川乱歩氏に対する私の感想」
...通りすがりに、ただふらりと来た私は偶然一室を借りられたそれだけの縁で、とにかくここをしばらく仮の棲家(すみか)とすることが出来たのは幸いである...
横光利一 「夜の靴」
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