...(第五号の「鑑賞講座」の二頁より三頁に亘る一節)又わたしの「文芸一般論」の「内容」の条(くだり)にも通ずることでありますから...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...この後者すなわち電流の強い方がもちろん温度が高い(その金属の尖端の間に通ずる火光放電の方が一層高温である)...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...わづかに小なる漁舟を通ずるばかりの處也...
大町桂月 「常磐の山水」
...共に杙の義と相通ずる者とすれば...
高木敏雄 「比較神話学」
...庫裡(くり)から本堂に通ずる長い廊下は...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...一方ではまたスウェーデンの「悔恨」を意味するnger に通ずる...
寺田寅彦 「言葉の不思議」
...この海峡は大洋から瀬戸内海に通ずる入口の中で一番広いから内海に出入りする海水も主にここから出入りするので...
寺田寅彦 「瀬戸内海の潮と潮流」
...未来に通ずる嶮峻(けんしゅん)なる隘路(あいろ)を進んで行きつつあった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...世の中にも通ずる...
豊島与志雄 「花ふぶき」
...文明の都會は單に人の住む處車の通ずる處と云ふ意味ばかりではない...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...コブシは甲武信(こぶし)に通ずるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...半日程にして村里に通ずる...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...万一しくじったら私は何もかも破滅なんだから……」彼女は血走った眼で隣室へ通ずる扉をちらりと見た...
平林初之輔 「人造人間」
...在りのままの言葉が在りのままに通ずる「ほんたうの世界」での面会は差し控へた方が好からうと思つた...
牧野信一 「沼辺より」
...そこは階下に通ずる非常口で...
松本泰 「宝石の序曲」
...すすり泣きとひそかに相通ずる笑いが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...【一五】貨を通ずるは...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...国道とは正反対の裏山に通ずる小径(こみち)伝いにサッサと行きかけたので...
夢野久作 「巡査辞職」
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