...或る物体に電気を通ずるには其の中和電気を分解するのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...サンホセ盆地の中央部に通ずる運河の水が...
梅崎春生 「日の果て」
...六椀仙霊(せんれい)に通ず...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...来意を通ずると直ちに私を漱石氏の室に通した...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...現代の文壇と作家とに通ずることは最も必要である...
田山録弥 「私の考へてゐる事」
...ロシアではgがhに通ずる...
寺田寅彦 「言葉の不思議」
...いきのよいさしみの光沢はどこか陶器の光沢と相通ずるものがある...
寺田寅彦 「青磁のモンタージュ」
...二人の心から心へ通ずる交流は何時の間にか絶えていた...
豊島与志雄 「過渡人」
...それに通ずる土管を地下に設ければよかった...
豊島与志雄 「絶縁体」
...墓地へ通ずる並み木道に行列がさしかかった時...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...道は山路をとって磐城平(いわきだいら)へ通ずるところ...
中里介山 「大菩薩峠」
...ガラツ八だけに通ずる合圖をしたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...瀬川艶子が証言したという社長室の廊下へ通ずるドアを叩(たた)いた人間を一刻も早く捜さねばならないと思います...
平林初之輔 「五階の窓」
...この時余の同級生は皆片隅の机に並んで坐つて居たが(これは始より互に気脈を通ずる約束があつたためだ)余の隣の方から問題中のむつかしい字の訳を伝へて来てくれるので...
正岡子規 「墨汁一滴」
...この語洵(まこと)に神に通ずで...
南方熊楠 「十二支考」
...またこっそりと楽に死に通ずる途へさそい込もうと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...新体詩家宜しく音楽の理に於て通ずる所あるべし...
山路愛山 「詩人論」
...階段の方へ通ずる縁側と自分の立っている所との間に...
和辻哲郎 「地異印象記」
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