...この家庭の破綻(はたん)を処理した沼南の善後策は恐らく沼南の一生を通ずる美徳の最高発現であったろう...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...太青洋を通ずるには...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...そこに一脈の相通ずるものが隠されているのではなかろうか...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...「陛下のおそばに通ずる道に雑草が生えていたから...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...下界に通ずる洞門に就て...
高木敏雄 「比較神話学」
...「剣の道にも通ずる……...
豊島与志雄 「秦の憂愁」
...相通ずる語気である...
豊島与志雄 「霊気」
...自由に車を通ずるに係(かゝは)らず...
永井荷風 「水 附渡船」
...固(もと)より普遍的の論で一般に通ずる説とは信じますが...
夏目漱石 「創作家の態度」
...しかも自他相通ずる何ものかによつて主體と相結ばれてゐることを必要とする...
波多野精一 「時と永遠」
...皇居に定められた荘麗な宮殿へでも通ずるような...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...蘭文を書けばどうか意味が通ずると云うので...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...太平海の郵便汽船始めて通ずこの時には亜米利加(アメリカ)と日本との間(あいだ)に太平海の郵便船が始めて開通したその歳(とし)で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...古今東西に通ずるとはこの事なり...
正岡子規 「人々に答ふ」
...上層と下層と相通ずるには石階を取つて迂回(うかい)すべく...
正岡子規 「四百年後の東京」
...所謂沒却理想の旨として通ずるなり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...新体詩家宜しく音楽の理に於て通ずる所あるべし...
山路愛山 「詩人論」
...宿屋の前の往還が信州伊奈に通ずるものであることを聞いて思ひついた事であつたらう...
若山牧水 「梅雨紀行」
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