...と云つて言葉の通じない彼に...
芥川龍之介 「南京の基督」
...私にはそんな心持は通じない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...どこへも通じないんじゃよ」「ちぇッ...
海野十三 「超人間X号」
...よもやこちらの赤誠が通じないことはあるまい...
近松秋江 「霜凍る宵」
...一日パリ・ロンドン間の長距離電話に故障があってただ一線しか通じないので...
寺田寅彦 「話の種」
...少しも先生には通じないのである...
豊島与志雄 「失われた半身」
...むつかしいことは言葉が互に通じないので...
豊島与志雄 「ピンカンウーリの阿媽」
...世界で一番英語の通じないところは...
中谷宇吉郎 「サラダの謎」
...……」「遠廻しに云う事はちっとも通じないようね」「なに...
夏目漱石 「虞美人草」
...そうしてその因果関係が一切の他人には全く通じないのだという事も能(よ)く呑(の)み込んでいた...
夏目漱石 「道草」
...私が支那語に全く通じないからだ...
南部修太郎 「阿片の味」
...それも通じない樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これはどんなに骨を折っても通じないのが本当でしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...嘗めたりするにもかかはらず母には少しも犬の意志が通じない...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...意味の通じないことを二言三言いって...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...これだけでも半月は汽車が通じないことになる...
原民喜 「廃墟から」
...言語が通じないので船医が見計らひで薬を飲ませたが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...この大国、またこの難局、どうして菲才(ひさい)玄徳ごときに、任を負うて立てましょう」孔明はかたわらにあって、しきりと玄徳に眼くばせしたが、玄徳には、通じないものか、「そんな気の弱いことを仰せられず、肉体のご健康につとめ、心をふるい起して、国治のため、さらに、良策をお立て遊ばすように」とのみ云って、やがて、城下の旅館に退ってしまった...
吉川英治 「三国志」
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