...誘惑が眼の中に這入る...
ギィ・ドゥ・モオパッサン Guy de Maupassant 秋田滋訳 「狂人日記」
...態々石畳を破って這入る訳はないから...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...画室へ這入るとけんけんがくがくの声が四方の壁に沸き立っているような気がする...
谷譲次 「踊る地平線」
...時代――そこには Konfiguralitt が一枚這入る――は然るに...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...又そうかといってファシスト・ドイツと国際的階級闘争の関係に這入ることも許されないというわけだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...併し文化理論家の内にもこのカテゴリーに這入る人が...
戸坂潤 「読書法」
...そういう側面に於て最近反動期に這入ると同時に...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...独占資本主義の時代に這入ると共に...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...楽屋口へ這入ると「今日終演後ヴァラヱテー第二景第三景練習にかゝります...
永井荷風 「勲章」
...温(あたた)かい風が這入る...
夏目漱石 「虞美人草」
...美津江はショールをぬいで、部屋に這入ると、炬燵から出て、きちんと坐つた男は、「昨夜、この驛に着いて、宿がなくて困つてゐたところを、こちらの御老人が親切に泊めて下さいまして……大變助かりました」と、叮嚀におじぎをした...
林芙美子 「雪の町」
...対話が僕の耳に這入る...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...中へ這入る男がある...
森鴎外 「金貨」
...一度表へ出て裏口から這入るのと二つの道しかない...
夢野久作 「暗黒公使」
...探偵劇の親玉の処へ這入るんだからね...
夢野久作 「二重心臓」
...ベンガル湾に這入る...
横光利一 「欧洲紀行」
...桟敷へ這入ると室内の真紅の色や鏡が暗怪な色調のまま矢代の皮膚を撫でて来た...
横光利一 「旅愁」
...矢代が塩野と連れ立って門を這入ると...
横光利一 「旅愁」
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