...逆光線ではっきりせず...
石川欣一 「可愛い山」
...逆光線のために看護婦の白衣が透けて...
梅崎春生 「幻化」
...かゞり火の餘焔(よえん)が遠くでめら/\と燃え上るのを逆光線に浴びて...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...逆光線のうちに黄色っぽく浮出してる自画像に...
豊島与志雄 「未来の天才」
...塀に映った夕陽の逆光線を受けて...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...お前の顔は殆ど逆光線になっているので...
堀辰雄 「菜穂子」
...それぞれ一すじの逆光線をうけながら...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...人物の姿はシルエツトの切り抜きのやうに梢から洩れる星空からの逆光線の中に佇むでゐた...
牧野信一 「凩日記」
...夕映の逆光線を浴びて顔を歪めてゐる閑吉を見ると...
牧野信一 「心象風景」
...山々はたゞその逆光線の中に...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...ギラギラとした逆光線をまともに面上に享けて...
牧野信一 「南風譜」
...そこでおれはすっかり舞台に居るやうなすっきりした気持ちで四月の初めに南の建物の影が落ちて呉れ〔る〕限界を屋根を見上げて考へたり朝日や夕日で窓から花が逆光線に見えるかどうか目測したりやってから例の白いほうたいのはじで庭に二本の対角線を引かせてその方庭の中心を求めそこに一本杭を立てた...
宮沢賢治 「花壇工作」
...しかし逆光線なので...
山本周五郎 「風流太平記」
...電燈の逆光線を受けて...
夢野久作 「暗黒公使」
...それが窓から来る逆光線を受けて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...暗い逆光線をゲッソリと浮出させた老人の寝顔を見下した...
夢野久作 「人間レコード」
...体全体露を含んだクリーム色の絹で覆われているのではないか、と思われるほど、キメの細かい柔らかな皮膚であった、その上、逆光線のせいか、私のいるところからは恰度その乳房一面に、金糸のような毳毛(うぶげ)が生えてい、両の隆起の真ン中には、柔らかな翳(かげ)を持った溝が、悪魔の巣のように走り凹(くぼ)んでいるのが、これ見よがしに眺められた...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
...輝いている沼を背にした逆光線の彼女に微笑しながら話しかけた...
蘭郁二郎 「植物人間」
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