...のみならず逆に生そのものにも暗い影を拡(ひろ)げるばかりだった...
芥川龍之介 「玄鶴山房」
...さっき帆村と一緒に通った道をもう一度逆に帰ってゆかねばならなかった...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...決心の反逆にさらにいっそうの馬鹿力をもって反逆するというわけでとどまるところを知らなかった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...この順序を逆にすれば...
戸坂潤 「技術の哲学」
...人々は注意すべきである、アカデミーの機能がこの大学という国家機関の機能を決定するのではなくて、逆に、国家機関としての大学の機能がアカデミーの機能を決定する、ということを...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...科学乃至学術の記録を抜きにして今日の文化を記録することは不可能であるが、逆に又、文化を記録するためでないならば、学術乃至科学に就いての年次的記録はその意義の大半を失うだろう...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...逆に文学的表象をそのまま...
戸坂潤 「思想としての文学」
...内に在るそのものの邪魔になる場合には、逆に、写経の巻物など破り捨てるかも知れない...
豊島与志雄 「蔵の二階」
...逆に警戒されたのだ...
豊島与志雄 「祭りの夜」
...反対の例を挙(あ)げて今度は同じ事を逆に説明してみましょう...
夏目漱石 「中味と形式」
...育の字を解剖して見ると上の云は子と云ふ字を逆にしたのださうで...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...逆に芥川君の眼から見れば...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...これと同じもので、逆に、犬から、狼になってゆく、野性のよびごえというのもあるがね、おとうさんが探して来てあげようね」僕は、動物の小説は大好きです...
林芙美子 「お父さん」
...それは逆に未來から過去へといふ方向をとらせられると見える...
三木清 「歴史哲學」
...ぎらっと逆に返ったとみるや...
山本周五郎 「花も刀も」
...逆に性と取っ組んだ形跡さえある...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...逆に虚をつかれた張の兵は...
吉川英治 「三国志」
...しかし、ひとから押しつけがましくすすめられると、逆に、むかついては来るし、またのめのめその子をつれて、この人目あまたな都へ出て来た藤夜叉へも腹が立つばかりだった...
吉川英治 「私本太平記」
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