...到底逃るる道なしと考え...
井上円了 「おばけの正体」
...もうどうしても逃る事が出来ないのだからと云って首を討った翌日親の様子をきいてかくれて居た身をあらわして出て来たのをそのままつかまってこの女も討れてしまった...
井原西鶴 宮本百合子訳 「元禄時代小説第一巻「本朝二十不孝」ぬきほ(言文一致訳)」
...人間のいかなる者も運命を逃るべからず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...馬を囘して逃るべく...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼の悲慘なる戰場外(よそ)に逃るゝを思ひ得がたし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 565敵は運命逃るべく友の間に引き返す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...各々あたり見して破滅逃るる術思ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...亂戰の中に互に凄慘の死を逃るべく念じあふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...我いかで彼を恐れて戰場を逃るべきかは! まのあたり立たむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...逃るゝ道は既に無し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...蟷螂(かまきり)が母指(おやゆび)ほどの大きさになり、人の跫音をきゝつけ、逃るどころか、却て刃向ふやうな姿勢を取るのも、この時節である...
永井荷風 「蟲の聲」
...さすがに振はなして逃る事もならず...
樋口一葉 「にごりえ」
...被告はどこにも逃るゝ途はない...
平出修 「逆徒」
...漁師の子竜王己れの故に呪せられ苦しむを見兼ねて、この曠野に逃る...
南方熊楠 「十二支考」
...其時城の四門盡く鐵關下り、逃るゝに地無し...
南方熊楠 「詛言に就て」
...既に天下のお尋ね者となりし身の尋常の道筋にては逃るべくもあらず...
夢野久作 「白くれない」
...寸毫の逃るゝ隙も見えざりけり...
夢野久作 「白くれない」
...一つはその時に押懸けて來る所謂(いはゆる)年始客から逃るゝためでもあるのですが...
若山牧水 「樹木とその葉」
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