...何處までも/\芋畑や雜木林ばかりで退屈な汽車の窓に...
會津八一 「趣味の修養」
...退屈な彼自身を見出したのであった...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...僕はこれから先の長い退屈な行程を考えて急に憂欝を感じた...
海野十三 「深夜の市長」
...せっかくのその修正の成果が意外にも単調一律なよそ行きの美句の退屈なる連鎖になりおおせたことを発見して茫然(ぼうぜん)自失するようなことになりはしないか...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...優美な点もなくひどく退屈な者ではあるが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして、あたりの別荘には大抵子供連れの人たちばかりでしたし、御自分は一人で旅館に泊っていられたものですから、退屈なさると、よく私達のところへ遊びに来られました...
豊島与志雄 「食慾」
...それから何時ともなくわたしは用のない退屈な折々糊仕事をするようになった...
永井荷風 「花火」
...いつまで見ていても動かんぜ」「退屈な帆だな...
夏目漱石 「虞美人草」
...退屈なら見ていたまえ」三四郎は礼を述べて書物を受け取った...
夏目漱石 「三四郎」
...思はず欠伸を感じるほど退屈な場合さへある...
南部修太郎 「氣質と文章」
...退屈なんかするものですか...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...人生の退屈な日課を思ひ出す...
萩原朔太郎 「宿命」
...死にたくなるほど退屈なことになりそうだ...
久生十蘭 「あなたも私も」
...余程退屈な時でもあつたら『或る日の運動』は...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...「引きこもっていますのが苦しいほど退屈なおりからでしたよ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...つれづれで退屈な時間もあなたに代わってその人の世話をしてあげることで紛らしたいなどとお勧めになるものですから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...何と退屈なことだろう...
横光利一 「欧洲紀行」
...御退屈なさいましたか」庭さきから...
吉川英治 「日本名婦伝」
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