「退嬰」の意味
進歩せずに後退すること
「退嬰」の例文(場面別)
- ビジネス新しい技術を導入せずに古い方法に固執するのは、まさに退嬰的な経営と言える。
- 教育生徒が新しい学習方法を試さずに古いやり方に戻るのは、退嬰的な態度だ。
- 政治政府が新しい政策を導入せずに古い制度を維持するのは、退嬰的な政策と言わざるを得ない。
小説での「退嬰」の使い方
...退嬰(たいえい)に非ず...
石川啄木 「閑天地」
...日本は今日の財力を守って孤島に退嬰(たいえい)し...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...慶長十八年すでに支倉(はせくら)六右衛門常長を特使としてローマに派遣して他藩の保守退嬰派(たいえいは)を瞠若(どうじゃく)させたりなどして...
太宰治 「惜別」
...私は私があまりに退嬰的隠遁的であることを恥ぢる...
種田山頭火 「其中日記」
...しかし本来の風雅の道は決して人を退嬰的(たいえいてき)にするためのものではなかったと思う...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...彼は商売に退嬰的な甥を勇気づけた...
徳田秋聲 「芭蕉と歯朶」
...之によって吹き飛ばされる保守退嬰・因循姑息は...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...寧ろ退嬰消極悉く政友会の党是に反するこの重臣ブロックこそ排撃されるべきだ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...(一九三五年)5 日本資本の退嬰主義と進展主義かつて河北省に於ける農民暴動と夫による自治独立政権運動とが報道された際に...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...退嬰的ではあるけれど...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...退嬰(たいえい)と称するが如き消極的処世の道を教えた...
永井荷風 「西瓜」
...最も退嬰的であると考えられていた教員...
宮本百合子 「国際民婦連へのメッセージ」
...退嬰策(たいえいさく)になってゆくのは是非もなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...そんな退嬰的だから...
吉川英治 「随筆 新平家」
...退嬰的であったかのようだが...
吉川英治 「随筆 新平家」
...退嬰期の古きものどもの中にはそれらの山脈に奇妙な祈りを捧げる者がいた――が...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...建設事業の一環として受け継がれてきた精密な数学的要素のお陰で他に比べて退嬰を免れていた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...かのぬめぬめとした滑らかな床と人を小馬鹿にするような退嬰的猿真似で置換された壁面彫刻を持つ冒的なトンネルを全速力で走り抜けてさえいたら――我々が見てしまったあるものを目にする前に...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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