...須らく形迹に就(つ)いて以て情實を討(たづ)ね出だすことを要すべし...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...檢事總長は當時犯迹の明なりし被告人幸徳傳次郎他六名に對し起訴の上...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...作者のたゆみない行迹見聞のあとが...
心猿 「荷風翁の發句」
...世高と秀英の二人は機の熟するまで迹(あと)をくらますことにした...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...曾て窘窮したる迹を示さず是れ其戦略巧妙にして進退掛引善く機宜に適するものあるが為なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...神を本地として佛を垂迹とした説も起つて來たのであります...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...陟禹之迹この文句は大體詩經の中にある文句と餘程よく似て居ります...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...之は當時の漢の制度を考へても外國に遣る印として最も重んじた形迹もわかり...
内藤湖南 「聖徳太子」
...穢迹(えじゃく)忿怒明王...
直木三十五 「南国太平記」
...客迹天涯奈二滞淫一...
永井荷風 「上野」
...甲野さんの日記には鳥入(とりいって)雲無迹(くもにあとなく)...
夏目漱石 「虞美人草」
......
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...所が頭の壺はコロリと落ちて甕は破れ牛乳は流れ去つて迹方も無くなつてしまつたと云ふ話がある...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...過ぎ去った昔の夢の迹(あと)を辿(たど)るのであろうと察した...
森鴎外 「じいさんばあさん」
...その迹が頗(すこぶ)るわたくしと相似ている...
森鴎外 「渋江抽斎」
...玄隆は少(わか)い時不行迹(ふぎょうせき)のために父永寿に勘当せられていたが...
森鴎外 「渋江抽斎」
...伊予周桑(しゅうそう)郡小松町大字新屋敷字堂ガ平(なる)満護寺という寺の迹(あと)である...
柳田國男 「地名の研究」
...その踰(こ)ゆる迹処(あとどころ)数々(あまた)沼を成すと記してある...
柳田国男 「山の人生」
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