...江山は勝迹を留め...
會津八一 「一片の石」
...宜しく能く實迹に就いて以て之を試(こゝろ)みて可なるべし...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...彼も此も迹(あと)の尋ぬべきなし...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...チョッと舌皷して蹲踞(しやが)んだが、幻想は迹もない...
石川啄木 「赤痢」
...土佐国風土記云、神河訓二三輪河一云々、多氏古事記曰、崇神天皇之世、倭迹迹媛皇女、為二大三輪大神婦一毎夜有二一壮士一、密来暁去、皇女思レ奇、以二綜麻一貫レ針、及二壮士之暁出一也、以レ針貫レ襴、及レ旦看レ之、唯有二三輪遺一レ器、故時人称為二三輪村一、社名亦然、ニ、女郎花日本古代の美しき植物神話の一つに曰く、小野頼風の妻化して女郎花となると、或は入水せし女の脱ぎ棄てし衣朽ちて、女郎花生え出でたりと云い、或はまた、その塚よりとも伝う...
高木敏雄 「比較神話学」
...一つはその旅客の迹を追うべく...
徳田秋声 「あらくれ」
...しかも道は辛うじて先導の長尾氏の足迹を辿つて通れるくらゐの...
徳田秋聲 「霧ヶ峰から鷲ヶ峰へ」
...寝しなに胸を圧していたあの感傷も迹(あと)なく消えた...
徳田秋声 「縮図」
...神を本地として佛を垂迹とした説も起つて來たのであります...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...この「迹」の字が詩經の方では「績」の字になつて居りますけれども...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...更に歴史的變遷の迹を考へる樣になつて來た...
内藤湖南 「染織に關する文獻の研究」
...穢迹(えじゃく)忿怒明王...
直木三十五 「南国太平記」
...轍(わだち)の迹(あと)は行く人の心任せに思い思いの見当(けんとう)に延びて行く...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...しかしそちらへは宗助が進みたがらない痕迹(こんせき)が少しでも出ると...
夏目漱石 「門」
...其迹が甚だ相類してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...たつた此間湿毒を下すと云つて用ゐた迹で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...榛軒柏軒兄弟の研鑽の迹を尋ねる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...分明に前人の迹(あと)を踏まない文章が出でたということは...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
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