...噫々(ああ)今にして花火線香の玉を消したことは返す返すも残念でならない...
青柳喜兵衛 「夢の如く出現した彼」
...返す返すも遺憾(ゐかん)に違ひない...
芥川龍之介 「京都日記」
...われに渡して疾(と)く逃げずや」「返す返すも舌長し...
巌谷小波 「こがね丸」
...返す返す済まないが...
太宰治 「虚構の春」
...やゝともすれば「僕は絵かきになれないのが返す返すも残念だ...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...自分としてはこの縁を逃がしてしまうのが返す返すも惜しい気がして諦(あきら)めが付かず...
谷崎潤一郎 「細雪」
...返す返すも気の毒なことであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...返す返すも感謝に堪えない次第で...
中里介山 「大菩薩峠」
...返す返すも、気の毒なことだ、罪なことをしてしまったわい、という詫(わ)び心が、ムラムラと白雲の頭に起る...
中里介山 「大菩薩峠」
...その古代エジプト王朝時代の遺物がメムフィスの地に殆んど全く見られなくなってるのは返す返すも惜しむべきである...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...御衰弱あそばされた院は東宮のことを返す返す帝へお頼みになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そっと女王さんに私の言ったことを取り次ぐのだよ」と返す返す宮は仰せられた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...または人を怨(うら)んで尼になったとか自然噂(うわさ)にはなるものであるがと返す返すいぶかしく思われた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...返す返すも羨(うらや)ましきは清さんのやうな人をお持なされ候ふお前様の身の上にて...
森鴎外 「そめちがへ」
...返す返すも残念です...
柳宗悦 「民藝四十年」
...返す返すも天命をかんがえ申し候えども...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...返す返すも残念な」尊氏は一歩自分を内省に退いている...
吉川英治 「私本太平記」
...いまさら言っても追いつかねえが、返す返す、あの酒好きの黒ン坊野郎(李逵をさす)を、たった一晩でも、目を離したのが俺の落度だ」「いっそ兄き、こういう手だてはどうでしょう...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
